いきなり最終章! 実は文献、相当長く、また怪我なども一つ一つ詳しく書かれていて、これを全部書いていたらいつになっても終わらなそうなので今回で一旦終了します。でもどれをとってみてもいかに足裏の感覚が大切かというのがよくわかります。
というわけで最終章のテーマは姿勢と足圧
この2006年9月号理学療法からほぼそのまま抜粋します。
“人は立位や歩行時、足底でのみ地表面に接触しているため、安定した立位や歩行には足底の正常な感覚入力が必要不可欠であり、姿勢調整はこれらの情報を基に行われる。
途中略します
足底感覚は外傷や虚血に伴う末梢神経障害、糖尿病などの内部疾患に伴う神経障害、脳卒中などの中枢神経疾患に伴う感覚障害などによって障害され、その原因や病態は多種多様である。しかし、全ての疾患に共通していることは、足底感覚が障害されることで、唯一地表面と接触している足底からの正常な感覚入力が阻害され、静的・動的な身体動揺の制御に影響を及ぼすということである。”
これは理学療法士の方向けに書かれているので、当然パッと見、難しいように思えるかもしれませんが、その中に、誰にでも分かるぐらい簡単で尚か且つとても重要な事が書かれています。
赤字の所をもう一度読んでみて下さい。 いかに足裏の感覚が大切が。立つ、歩く、バランスとる。これはランナーにとって走るという行為以前の事です。 これが出来ないと走る事は出来ません。その基本的な動作と足裏の感覚は物凄い重要な関係がある事が分かりますよね?
で、何故これで最終章にするのか? だって、これ以上何を知る必要があるのでしょうか? 後は人が気づいてもらう事だけだと思います。これは研究データが云々以前の話ですよね? 人としての根源的な話です。データはきっと後からついてきます。
現代人の生活を考えると、如何に足を汚さず、足裏を切らずして感覚を足裏に伝えるか。そうやって考えるとソールが薄い地下足袋などは本当に理にかなっているのです。でも地下足袋とかでも裸足に比べたら足裏の感覚が薄まってしまいます。だから、定期的にメインテナンスみたいな感じでちょっとだけでも裸足で身体を動かす必要があるのです。
これに気づいてもらうのは時間の問題なのでしょうか? だとしたら早く気づいて欲しいです。早ければ早い方がいいです。
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お疲れ様です。
楽しく読ませていただいております。
私は趣味でジョギングをしており、とにかく脹脛を鍛えなきゃいけないと感じ、
最近5fingersを購入しました。5キロ、キロ8分で精一杯ですが、、。
リハビリの仕事(私は作業療法士です)をしていますが、
職場のRun仲間の理学療法士にも5fingersを勧めています。
その理学療法士は本格的なランナーで、中学時代にはシンスプリントで悩んでいたそうですが、高校に入り芝生での裸足ランを取り入れたら、故障は少なくなったようです。
リハビリの現場でも患者さんに裸足で歩いてもらったり、裸足で座位をとり足底からの感覚を入力して姿勢を整えるというようなことは割とやっていると思います。
特に座位の時は大腿から足底へ圧をかけたり、うしろから回って肩から臀部、大腿後面、足底に圧をかけたり、、とか大抵の療法士はやっているかと思います。
長時間車椅子に乗っている方もなるべくならフットレストから足をおろし、きちんと床に設置している方が座位が安定する傾向があります。
だから割と気づいている療法士はいると思うのですが、批判的な意見も多いのでしょうか?
ブログはとても興味深い内容で趣味と仕事に活用しております。
ありがとうございます。
暖かいコメント有り難うございます。
ただおみさんが、“割と気づいている療法士はいると思う” という事ですが、そういう意味では気づいていない人も結構いるのではないかと思います。そしてその気づいてない側の方の批判の仕方がとても強いので(専門の分野でもあるという事もあってか)、自分が感覚的に批判的な意見が多いと感じてしまうのかもしれません。それからイベントとかには色んな分野の人が、裸足はいいとは分かっていても実際にどう走るのかっていう事で来てくれたりするのですが、理学療法士の方はかなり少ない気がします。勿論理解してくれている人達もいます!何度かイベントもやっています! ただあまり反応が。。。 でもそれは自分の講義も専門の分野の人からするととても???ってなるのかもしれません。 というわけでこれからも宜しくお願いします!