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シリーズ:足底感覚 第一章 高感度センサー「足底」の理解と理学療法への応用

大袈裟なタイトルですいません! 結構理学療法士の方々からも批判的なコメントを何度も頂いているし、理学療法士の人が自らイベントに来る事は殆ど無いので遠い存在に感じていたのですが、理学療法士の人達向けの専門誌“理学療法”の2006年9月号にとても裸足ランニングに関係のある特集が組まれているという事で、裸足ランニングクラブのメンバーのKさんにこの部分の情報を頂きました。ただ専門用語があまりにも多く、自分も日本語が本当に苦手なのでうまく説明できるのか不安ですが、でもとても大切な事が書かれているので何回かにわけて書いて行こうと思います。

というわけで勝手に第一章と名付けて文章とそれに関して自分の見解を入れて行こうかと思います。

まずはこの特集に向けての1ページ目にこんな事が書かれています。(出来るだけ簡略化して引用します)

子供の頃、家から靴に足を突っ込みながら外へ飛び出して行った時、慌てているにも関わらず靴の中の足裏に違和感を覚え何かが入っている事を察知し、立ち止まり靴の中に小さな石のかけらなどを見つけ、捨てて履き直した事がしばしばあった。今から思えば厚い表皮で覆われた足底にこれほど繊細な感覚があるとは脅威である。

確かに! それだけ足裏は繊細なんですよね。

解剖学的には足裏と手のひらの対比において知覚神経分布は足底の方が優勢との報告もあり、その役割の重要性がうかがわれる。足底は唯一地面と接し、その反力を連鎖伝達するとともに、地面の状況変化とそれに応じた姿勢制御のための旧申請感覚を収集し発信する基地である

どれだけ足底の役割が重要か!

アフリカのマサイ族の女性は、体格はきゃしゃであるにもかかわらず、頭上に重い水がめを乗せ、毎日数十キロも悪い路面を裸足で歩くと言われるが、まさに足部と足底にその原動力が隠されていると思われる。

ここで、日本はアスファルトだから無理っていう意見言う人は、是非トレイル(未舗装路)を荷物無しでもいいので10kmぐらい歩いてみてください!!!ここでもしっかりと”悪い路面を裸足で歩く”って書いてありますよね。悪い路面ですよ!!! やってみれば自分が何が言いたいのか分かると思います。そして、足部と足底に原動力が隠されているってありますが。。。隠されてはいません。みんな普通に持ってます! あとは呼び覚ますだけ。←少しづつね!

この足底感覚は我が国固有の文化とも切り離せないものではないだろうか。例えば相撲では足で砂を噛むと称されるほど足底感覚が重要視される。また、伝統的な歌舞伎や能、日本舞踊での足部と足底のこなしこそは足底感覚が原点であろう。さらに、日本の生活様式の中で長い間用いられている草履、下駄、足袋などは欧米化の中で一掃され、靴文化が定着し、家屋内で脱がない生活様式になると思ったが脱ぐ事が圧倒的に多く、文化人類学上興味深い。

結局の所、足裏の感覚が大切だという事を皆感覚で分かっているから、出来るだけ裸足でいたいっていう本能が働いているだけだと思います。

足底の表皮は非常に厚く知覚終末は存在しないが、乳頭層内には多数の知覚終末が認められている。また踵部と外縁部には脂肪小層が存在し、地面の性質(硬い、軟らかい、湿った、乾いた、すべりやすい、凹凸地面)や体重負荷や応力により変形する事が、各種神経受容器からの情報源となるとかんがえられている。すなわち、足底は高感度センサーであるといってよい

そうなんです。足底は高感度センサー! それを何故使わないか!!! もったいない。なんかここから本文に入っていくのですが、この紹介文だけでも十分裸足がいかに大切かが伺えるような気がします。

徐々に本文の内容に入って行きますが、足の機能を知れば知る程裸足がいかに大切か、どれだけ凄い構造をしているのかがおそらく分かってくると思います。 自分が読むタイミングでその素直な感想を入れつつ掲載していきたいと思います。

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

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