裸足ランニングクラブメンバーでもあり、裸足に関する研究をしている金子さんの論文が発表されたので掲載しておきます。恐らくまだネット上では出ていませんが。
内容は「ハダシ」経験者と一般の人での歩行の比較をしたもの。ここでいう「ハダシ」経験者とは2年以上週4日以上クッション性のあるシューズや革靴などを履かずハダシや地下足袋のような裸足感覚シューズで過ごしている人の事を言っています。
色々と計測していてそのうちの一つが床反力。これがトップ画像に上げた物です。
上の右側のグラフを見てもらえるとわかるのですが明らかにハダシの人と一般の人では違うというのは分かると思いますが、この事が何を差すのか。
一言で言えばはだしの人は膝が抜けているという事だそうです。
通常の歩行では1つ目の山と2つ目の山のピーク(高さ)が通常同じぐらいになるはずがハダシの人は明らかに1つ目の山のピークが大きくなっています。こういう現象は通常では早歩きをした場合に起るみたいですが、その早歩きをすれば重心の上下動は大きくなるはずなのですが、ハダシ経験者は重心の上下動を大きくさせずに床反力鉛直成分を増大させている事が分かったという事です。
すなわち裸足経験者は効率の良い歩きをしているという事ですよね。
それから歩幅ですが、通常ハダシで歩き始めたり走り始めたりする時って歩幅が小さくなるのですが、2年以上ハダシをやっている人達にはその歩幅の減少も見られないという事でした。歩幅もそのままで柔らかく効率の良い歩きを自然としている! そんな感じでしょうか。
走らない人でもハダシやベアフット系シューズで歩いてみては如何でしょうか?
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