いよいよ本格的な裸足ランの研究が出て来始めています!
BORN TO RUNが出版されて約7年。
人間本来裸足で走れるVSシューズに慣れきった現代人は無理
簡単に表現しちゃいましたがそんなディベートがずっとされて来たわけですが、こればっかりは時間が経たないと裸足が本当にこの現代人にとっていいのかどうなんか分からないというのが中立な考えだと思います。
そしていよいよ本格的な一般ランナーの裸足ランへの順応性を調べた結果が出て来ました。大きな大きな一歩になる研究だと思います。いつも言っていますが、本当に内容を知りたい人は自分で頑張って訳してください。というわけでざっくりと!
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Prospective comparison of running injuries between shod and barefoot runners
Allison R Altman, Irene S Davis
調査内容
107人の裸足ランナーと94人のシューズランナーを対象に調査を行ない1人当たりの怪我の発生数と怪我の発生率を比較。
結果
怪我の発生数は裸足ランナーの方が少なかったが、怪我の発生率は有効な差は見られなかった。
平均週間走行距離は裸足ランナーが24km、シューズランナーが41km。
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これはあくまで始まりでこれから本当に色々と分かってくる感じですね。迷走するかと思っていましたが、やはりデータはちゃんと後から付いて来そうです。
身体のどの部分を怪我したのかを見れば更に面白いのですが、足の怪我が裸足ランナーは多く、膝、腰、股関節といった関節系の怪我の発生率が遥かに少ない。要は身体の大事な部分を足裏が守ろうとしてくれているっていう感じでしょうか。足に近いところは裸足の方が怪我が多く、上半身(腰)に行けばいくほどシューズの方が多くなる。
本当に考えて欲しいのは、かなり明確ですが、膝や腰が痛いから、より良いクッションをと考えるのはどうなの?って事です。膝が痛くて何をやっても駄目だった人が裸足ランで復活した人が多く出始めているのはまさにこういう事だと思うんです。多くの人は膝を痛めたらより良いクッション性のシューズに行くのですが、少なくともシューズは関節への衝撃は減らしていない証拠だと思います。ただし、足自体はシューズでずっと守り続けて来ていたのでそこが弱くなりすぎている。建築でいう基礎工事がしっかりとされて来なかったって感じ。だからこそ足自体がしっかりしてくれば多くの怪我が減らせると考えるんです。改めて子供達の裸足教育の重要性を感じる内容となりましたね。どう考えるかは自由ですが。
効率良く身体を動かすという意味では上半身の動きがとても重要になってきますが、それがちゃんと上手く動いているかどうかを監視してくれているのが足裏っていうイメージですかね。何故そこに神経やツボが密集しているのか良く考えてみましょう。
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