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【重要】FAST〜良く走る上での必要な要素〜 ケニア人のトレーニングから学ぼう

【重要】FAST〜良く走る上での必要な要素〜 ケニア人のトレーニングから学ぼう

イテン村。ケニアの山奥の小さな村。この小さな村から数々のワールドクラスの長距離選手が輩出されているんです。そしてここでトレーニングキャンプを教えているコーチはただ1人。ヨーロッパから来た牧師さん。勿論ランニングの経験はありません。日本では実業団や駅伝部などのトップクラスを教える人はほぼ全ての場合において元エリート選手。自分も陸上経験は殆どありませんが、でも無いからこそ見えて来るものがあるのかなと思います。

さて、ここで彼の言っているランニングに必要な要素を紹介します。それがタイトルに付けたFAST。スピードの速さではありません。

F=Focus
A=Alignment
S=Stability
T=Timing

集中力、軸、安定性、タイミング
あまり細かくは説明されていませんが、自分なりにこの意味を理解すると、

集中力===
とにかく自分の走りに集中する事(恐らく昨日の記事に連動するかもしれませんが、例えば他の人の悪い動きに影響されないようにするとかかもしれませんね。)

軸===
恐らく姿勢の事。身体のポジションの使い方の事かと思います。どこに重心を置くか、どこで接地するか。いわゆる身体の使い方の事かと

安定性===
体幹やいい姿勢をどれだけ安定させたまま保つか。疲れてくるとこう崩れて来る。だからこそ彼らの練習の中にはこの体幹や姿勢を敢えて邪魔させるような動きをしたりしています。疲れてきてもフォームが崩れない様にする安定性。

タイミング===
いわゆるリズムの事。リズム良く走る。

この牧師さんが見ているのは基本この4つだけ。日本でのハイレベルな人達の練習ではタイムや距離が優先される事が殆どだと思います。どれだけ追い込むか。走った距離は裏切らない?とにかく走れ!的な。

ここでの練習を見る限り基本追い込むという事はしていません。おそらく無理してスピードを優先するとさっき言った4つの事が乱れるからだと思います。ヘトヘトになるまで追い込んで追いこんでというのとは真逆なトレーニング。なんかこの人の話を聞いていると全てが日本と真逆なんだなぁと。勿論トラックでの練習もあるのですが、その内容というか質が全然違うんだと思います。

因に、昔掲載した研究データであったの思い出しませんか? 同じ持久能力(VO2Max)の日本人とケニア人で、実際にレースのペースで走らせた時の酸素の使用量が全く違うという話。日本人=いかに一生懸命走るか、ケニア人=いかにリラックして走るか

そうリラックス! ケンボブも言ってましたよね、ひつこくリラックス、リラックス、リラックスって。

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

2 Comments

  1. ほしけん · 2015年4月9日 Reply

    7日夜NHK総合番組:体操の中学チャンピオンに、アテネ五輪団体金メダルの塚原直也が、つり輪の回転技を伝授していました。塚原曰く、一番大切なのは『技術』。これさえ身につければ『体操なんて簡単だ!』と。で、番組ではどのタイミングで力を入れるかを塚原が実践で示し、ピンときた少年。どうやって体の振り子を利用すればいいか?を会得して、見事、回転技をクリア。ランニング同様に、重力による落下の位置エネルギーを上手に四肢体幹の筋群に弾性エネルギーとして蓄えて、上手にリリースしているように見えました。

    • Yoshi · 2015年4月11日 Reply

      本当は体操とかもいいんですよね、身体の使い方覚えるには。上手くやればこれだけ身体は機能する、みたいな。そういう意味で内村選手は本当に凄いですよね!!

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