香港トレイルを走った時にあまりにも目についたので、これについてちょっと書いてみようかなぁと思います。基本レースには殆ど出ていないので(年に1回ぐらい?)自分が時代遅れになってきている事を前提に。
考えてみれば自分の周りにトレランをやっている人が多いっていうだけで、実際自分自身を考えてみるとトレランの大会って日本に帰国して8年になりますが、その間に出場したのはハセツネ2回、ブルーマウンテン1回、タイノースフェース1回、香港トレイル1回、あとどこかの小さな大会1回の計6回ぐらいしか出ていないんですね。で、久々に香港でトレイルの大会に出たのですが、ビックリしたのがこのトレラン用の杖、トレランポールの使用率。ビックリするぐらい高かったです。海外の大会って、アイテムは結構皆バラバラでっていうイメージがあったのですが、こんなにもこのポールを使っている人が多いんですね。
あくまで、これも補助アイテムなので、比較的タイムが遅い人が使っているんだろうなぁと思いきやトップレベルの人を含むどのレベルの人も使っている感じでした。なんか、このポールがまた人によってはかなり後ろの方にまで振りかざされるのでうわ、当たりそう!って思ったのが第一印象。実際にそのポールが思った以上に後ろの方まで来てしまって自分の足が当たってしまって。めっちゃ怒られました。。。 まあ確かに後ろにいたのは自分なのでちょっとこれは反省ですね。
で、印象ですが、競技とういう意味では“物は使いよう”っていう感じでしょうか。確かに上手く使えている人を見ると、本当にスムーズにポールを使って登っていく。人間も元を辿れば4足だった? よく走り方を教える上で四つん這いになって教えたりする人達も見ているので、手も上手く使うっていう意味では面白いなぁと思います。今も人間は四つん這いから始まりますからね。(正確にはハイハイ?)
特に足が動かなくなってくると、このポールの効果はかなりあるのではないでしょうか?自分もトレーニングせずに出ていて足が殆ど動かなくなった時は、ポールの人達をみながら、なんかずるいーー! ぐらいな気持ちですよね。でも競技として認められているわけだからそんな文句言ってもしょうがないですね。しかもそもそもいきなり上手くは使えないと思います。あれはあれでちゃんと練習しないとですね。
というわけで、登りは本当に凄くアリなアイテムですね。ただ、気になったのが下り。。。なんとも不器用そうにポールを使いながら下っている人が多かったのが印象的です。そもそも下り苦手な人が一般的に多いと思うのですが、ポールを使いながら下っている人達、なんだかぎこちない。っていうかそもそも下りにポールはいらんでしょ!!! って思います。あれ、高機能なやつはすぐに畳んでしまえるんですよね? だったら下りはたたんでくれればいいのになぁ。。。 と。 とにかく追い抜かしずらい。。。
そして、下りであまりにもポールを横について、あまりにも遅い選手がいたので抜かそうと思って、“先に言っていいですかっ”て声かけたら、“あなたは一体私に何をしてほしいの?私に止まれって言ってるの??? 抜かしたかったら道を外れて抜かせばいいでしょ!” って。 まぁ、それはそうなんですけどね。。。すいません、トレラン初心者で。。。
そんなわけで、自分が思うのは、本当にちゃんと走りきれるだけの走りを磨けばポールは必要ないかもですが、距離が長ければよっぽど身体の使い方と体力の両方を持ち合わせていない限り、登りでは役に立つアイテムだと思います。ただ、下りでは下りを走るコツを掴めさえすれば杖が邪魔になる事が分かると思うので、下りは“最低限”の走りを覚えて、杖は畳むっていうのがいいのではないでしょうか? ポールの事は殆ど知らないので何を言うかって言われそうですが、これはポールを使った事がない一個人の意見として書いておきます。ポールの知識は何もありませんから。まあ、実際に使ってみるとまた変わるのかもですが。
あ、後は不安定な所でも役に立ちそうですが、これは単純にバランス感覚でもあるので、ちゃんとその”感覚”を取り戻して欲しいなぁと思います。
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