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トップ選手こそ見習って欲しいHarry Summersの姿勢

トップ選手こそ見習って欲しいHarry Summersの姿勢

オーストラリアのトップクラスの陸上長距離選手のハリー•サマーズ選手が先日行われたコモンウェルスゲームズに出場しました。コモンウェルズゲームズは英連邦に所属する53カ国、71チームのトップ選手が参加するかなりハイレベルなスポーツの祭典。

ここで行われた陸上10000m男子。当然他の選手は全員大手メーカーのスポンサーがつくのでナイキ、アシックス、アディダスなどメジャーなメーカーのを履いている選手ばかり。そんななか彼一人ビブラムファイブフィンガーズを履いて出場しました。

昔はアベベやゾラバドが競技を裸足で行い話題となりましたが、今の時代は完全にスポンサーがほぼ全ての選手に多額のお金を費やしそういう選手が消えてしまいました。当然の事ながら彼の所にも大手メーカーのスポンサー契約の話は来ていました。(自分は裏事情を聞いているので)でも彼はそれを蹴ってビブラムを履いているのです。勿論練習の多くを裸足でも行っています。

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お金に左右されず、また自分の靴の機能に頼らず純粋に走る技術を磨く。日本の陸上選手の殆どは裸足の方が絶対遅いと思っている。でもそれは自分の身体の機能をフルに使えていないからそう思うだけで、自分の身体の使い方をちゃんと知っていれば裸足の方が走りやすいし、結果的に速く走れる事もわかるはず。だから裸足で育つアフリカの選手はそんなこと当たり前のように知っている。しかし、彼らは生活がかかっているから。

テニスの様な物が無くては競技にならないスポーツは別として、走るという一番シンプルなスポーツで、物に頼らなくては走れないのは本当にどうなんでしょう? よく選手は“自分の限界に挑む”と言いますが、実質的に自分の限界に挑んで欲しいなと思います。トップ選手こそそうあるべきだと自分は強く思います。だからこそこの彼の姿勢は凄く立派だなぁと。実験データを取って本当にビブラムの方が速いのか、レース用シューズが速いのかってデータを出してみたら実際にどうなるかは分かりません。でもおそらく彼にとってはそんな事はどうでもいいことなんだと思います。

浅田真央選手が得点だけにこだわらず、最後まで自分の限界に挑む姿に感動した方は多いのではないでしょうか? 何故多くのトップフィギュアスケーター達が彼女の事を誇りに思うと言ったのか。 自分が伝えたいのはそういう事なんだと思います。ここに真のアスリートとしての魅力が出てくるんだと思います。結果ではなく、あくまでも自分の限界に挑む姿。ごまかさず、まっすぐ競技に向き合っていく姿。

とはいえ結果が全ての世界。なので皆が皆そういう姿勢を持って欲しいとは思いませんし、言いません。でもいつかこの日本でもこういうトップ選手が一人ぐらい出てくる時が来たらいいなと思っています。一人ぐらい!

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

2 Comments

  1. 全 速力 · 2014年8月13日 Reply

    彼のビブラムにはスパイクは付いてないんですか?
    シューズの機能はさておきトラックではスパイクは付いてる方が有利ですよね?

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