スポーツ選手なら知っておきたい『からだ』のこと、という著書をご存知でしょうか
自分が裸足での走り方を色々と調べていた時に出会った本です。
そういえば、と思い掘り出しました。よく自分は走る時に地面を蹴るなと言うのですが、言っている意味がわかりませんと良く言われます。というわけで、このトップ画像をよく見てください。走っている時の着地時と蹴り出しの時の足首の角度の差がこの画像に現れているのですが、カールルイスは殆ど足首が動いていないのがお分かり頂けるでしょうか? 日本でも為末大選手はこの角度が小さかったと言われています。彼も身体の使い方の事をかなり詳しく語れる人の一人。
当時の日本人トップ選手とこのカールルイスの差はあまりにも大きいと思いませんか? よく身体能力が違うと一言で終わらせてしまう人がいっぱいいますが、皆さんが思っている以上に身体能力の差は小さいと思います。身体の使い方。。。ただ、裸足で育つアフリカ人とは環境があまりにも違いすぎます。なので、自分は生まれ持った身体能力の差よりは、育つ環境の方が遥かに大きく影響すると思います。長距離界でも、一言でケニア人だから。。。と片付けられてしまいますが。。。
因に、足首の角度の差が小さい方がいい!っていうわけではないのでそこは誤解しないでください。この足首角度の差の小ささは地面を蹴らないという身体の使い方をした結果こうなっているっていうだけで、意識的に角度を小さくすればいいっていうもんでもないという事です。
ランニングをしている時の感覚で言うならば、地面を押して走るのか、もしくは地面に身体を押してもらって走るかの違いです。当然地面に押してもらった方が楽に速く進めるようになります。この感覚の差は自分が裸足でただ走っていた時には感じれなかったのですが、裸足で走り、尚かつ身体を上手く使える様になって来てから感じるようになったのです。短距離を走る人達の多くはこういった概念は持っているのですが、長距離でこういう感覚を持っている人は殆どいないと思います。本来であれば、長距離こそこういった事による差が顕著に出るのでとても大事なはずなんですが。。。
この感覚が出て来たからこそ、陸上もやってこなかった一般ランナーである自分が月間平均80km程度でサブスリーを達成出来たんだと思います。因にこの時は他のトレーニングなどと併用するようなクロストレーニングもしていません。
そんなわけで、ランニングを習ってみたいという人は、こういった身体の使い方を教えてくれるところに一番最初に行ってもらいたいと思います。その後にいわゆるランニングコーチのところで距離やペースなどを設定してもらってやってもらえたらなって思います。最初が肝心!
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つまり裸足ランニングクラブで身体の使い方を教えてもらってから他のランニングクラブに行くのがいいってことですか?(笑)
使えてないのなら、そういうことではないでしょうか。
裸足ランニングクラブで教わるというよりは、あくまできっかけであり、本質は気づく事だと思います。感覚を理解する。
身体は正直です。
速さを求める前に使える状態を求めた方が、結果速さもついてくると思います。
そうなんですよね。裸足ランニングクラブは一人でやるのは恥ずかしいと思う人もいますし、やってみたいと思った人が参加出来る場所があって欲しいという思いもあります。気づくキッカケを与えられたらいいと思っています。
裸足ランニングクラブというか、身体の使い方を教えている人は探せばいっぱいいそうですよね。そういうのが分かるサイトがいるのかもですね。