• facebook
  • twitter
  • rss

ビブラムを履いて4週間でランニング効率が改善する!? (Runner’s Worldより)

おそらくランニング雑誌では世界で一番メジャーだと思われるアメリカのRunner’s Woldより。

またまた面白い研究結果が出て来ましたよ。 なんと今度は1500メートルを4分で走るエリートランナーを15人集めて行われた研究です。これらの選手を時速11kmと13kmで走った時のランニング効率(ランニングエコノミー)を測りました。因みに1500メートル4分ってどれだけ速いか?女子の日本記録が4分7秒です。

実験前にまずはビブラム履いた時とアシックスの一般的なトレーニングシューズNimbusで走ってランニング効率を比較し、そこから4週間ビブラムを履いて徐々にトレーニングを増やしていき、4週間後に再び同じ条件でランニング効率を比較します。(参考までにビブラムのスポンサーは一切この研究はうけていないとの事です。単純に裸足と比較したかったけれども、足を切るリスクを減らすためにソールが薄いビブラムのKSO(アウトソールの厚さ3mm)を使用しただけだそうです。)

実験前でもビブラムの方がランニング効率は1.05%良かったのですが、これは当然シューズの重さが関係していますから、当然な事なんですが、4週間で裸足感覚のランニングに順応してこの差が6.9%に広がったのです。

恐らく、ここでつっこまれそうですが、何故レースペースの速いペースで走らせなかったのか?って聞かれそうですが、裸足ランを始めている人ならわかると思いますが、いきなり凄いペースで走ったら足を痛めそうになってしまうんです。それだけ現代人の足が弱くなっているという事です。ましてやこの対象者はエリートランナー。怪我のリスクは一般ランナー以上に避けたいと思うはず。

いずれにせよ、4週間で、しかもこれだけ速い人達でも効果が認められているのは凄い事。 効率の良い走りを身に付けるという意味でも是非多くの人が裸足ランニングを取り入れてもらいたいですね。 何度もいいますが、いきなり速いペースで走らないようにしてくださいね。

前回のデータ同様、どんどんコメントで突っ込んでください。自分はあくまで考えるきっかけになればと思っています。

というわけで、研究者の方はオリジナル文献は

Scand J Med Sci Sports. 2012 Dec 17.

Four-week habituation to simulated barefoot running improves running economy when compared with shod running.

Warne JP, Warrington GD.

ネット上に今回のは上がっていなさそうです。

ランナーズワールドの記事はこちらで確認してください。

是非コメント欄にどんどん書き込んでいってください。

ではでは、引き続きブログ応援よろしくお願いします。下のマラソンアイコンをポチッと押してください!

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ

全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

2 Comments

  1. 鈴木立紀 · 2013年3月5日 Reply

    PabMedのURLはここです。
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23252417
    私はPDFファイルをダウンロードしましたので、もし吉野さんがダウンロードできなければ、メールででもお送りしましょうか?

    • Yoshi · 2013年3月5日 Reply

      有り難うございます。速いですね!!! 因みにこのリンクからはアブストラクトしか見れない感じです。メールで送って頂けるとありがたいです。よしの@裸足ランニングドットjpがアドレスです。(←スパム対策?w) 宜しくお願いします。それから鈴木さんの読んだ意見も書いて頂けると更に有り難いです。

Yoshi へ返信する Cancel reply

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。