ランニング中のソーシャルディスタンスは最低10m取るべきで、走る時はマスクをすべきっていうのをランナーが拡散し始めているので、今一度落ち着いて考えて欲しいと思います。
まず、話題になっているこの画像
山中教授やランニング界の有名な人達も取り上げて、こんなに暑くなってきている中、バフやマスクを着けて走る人が急激に増え始めました。そして、勝手に着けるならまだしも、着けてない人に着けるべきと周りに強制する人がかなり増え、恐らくマスクしていなかった人も、しょうがなくする、もしくは着けない事によって白い目で見られ居心地が悪くなってきていると多いかと思います。
一番残念なのは山中教授。著名な研究者でもあるにも関わらず、そんな人がこんなに説得力のない、しかもちゃんと発表されていない不確かな情報をメディアを通じて拡散している事。(自分みたいな一般市民ならまだしも)専門家ではないにせよ、本当に残念です。本人は直接知らないので意図していない方向に行ってしまったのかもしれませんが。。。
日本ではこういう情報が影響力がある人が言っているというだけで多くの人に影響するし、議論すら起きません。感染症の専門家や医療従事者にもこの発言に疑問に思っていたとしても恐らく公に発言する人は少ないかと思います。この元データを出した本人自身も予想していない方向にメディアが取り上げてしまったのでビックリしています。そして、その真相をこの研究を公表したオランダのアイントホーフェン工科大学の土木工学の教授であり、ベルギーのルーヴェン大学の教授でもあるバート・ブロッケン氏が別途メディアの取材に答えています。 原文はこちら。この研究者によると
そもそもこの独自で出したリポートは専門家によるチェックもされてもいないし、科学ジャーナルで公表もされていません。このデータを公開した理由はソーシャルディスタンスに関する認識を高めてもらうつもりで行ったもので、決してランニングやサイクリングをしないようなイメージで出したものではありません。マスクをつけるべきかどうかの話もしていません。むしろ逆で、周りとの距離を1.5m程度空けて運動しましょうというメッセージのつもりで出しました。それが、何故かメディアを通して思いもよらない方向に行ってしまい、手が付けれない状態になってしまいました。この研究はあくまで飛沫が空力学的にどれぐらい飛ぶ可能性があるかを調べただけで、その距離で感染するかどうかという話ではありません。屋外での感染リスクは極めて低いく、また運動によるメリットは高いです。
こう結論づけています。ただ、自分も翻訳をザックリとしているだけなので、是非原文を読んでみてください。そして、もう一つマスクについて、ダイヤモンド・プリンセス号の感染症対策の件で一気に注目を集めた専門家の岩田健太郎さん。この方はラジオでのインタビューでこう答えています。原文はこちら。
岩田:マスクの予防効果は非常に限定的、もしくはほぼないに等しいと思います。専門家の意見も一致しています。ですので、自分が感染しないためにマスクをつけることには、ほとんど意味がない。しかし、今、多くの国やWHOでは、街を歩く時にマスクをしてもいいと方向転換しています。なぜかというと、流行が広がりすぎて、もうみんなが感染してる可能性が高い。確定的ではないんですけど、無症状の人でも唾などが飛んで他の人に感染させるかもしれない。ですので、自分が感染している前提でマスクをつけることで、くしゃみや唾の飛沫を防ごうとする発想のもとで、そうした推奨がなされるようになっています。ただし科学的なエビデンスは十分ではないので、あくまでも仮説です。感染が広がって広がってしょうがないので、仕方なく作った推奨と言ってもいい。あとは一部の政治家の人たちが強くそういうものを求めるので、科学者たちが折れたという見方もできます。ここで非常に大事なのは、マスクの予防効果にしても周りに感染させない効果にしても、ほとんどないか非常に弱いということ。もっと、も大事なのは距離ですね。距離を徹底的に伸ばすのが、いわゆる「ステイホーム」、家にいることです。
自分は専門家でもなんでもないので、マスクをつけるべきかどうかは発言すべきでは無いと認識していますが、これらの情報見てどう判断するかは本人の問題ではないんでしょうか?着けたい人は着ければいいし、少しでもリスクが下げられる“かも”しれないと思うのであれば着ければ良いと思います。 ですが、感染したくない、させたくないという発想を持っているのであれば、専門家的にはそもそも距離を取れと言っているだけでマスクを着けるべきとは言っていません。これをどうやって一般の人が拡大解釈して、他の人にプレッシャーをかける事が出来るのでしょうか。今少なくともテレビは本来の役割を果たせていないと思います。如何に情報が偏って出てきているか。 次回はアメリカでの現場の医療従事者の話を翻訳するつもりでいますが、本当に皆もっと冷静になって欲しいです。海外でも、コロナヒステリーという言葉が使われるようになり、これが思わぬところで医療従事者や、感染した人に悪影響を及ぼしています。なんとかこの空気が変わって欲しい。。。色々な情報が飛び交っているからこそ、その情報をちょっと離れた所から見てみて、自分がどうすべきかを判断して欲しいなと思います。
自分は今、社会的に受け入れられるような行動はとっていません。ただ、何が正しいかまだまだわからないところが多いのも事実。少しづつ明らかになってくると思います。自分は自分の感覚を大切にしています。なので自分で情報を集めて、自分で考えて法律の範囲内で行動するようにしていますし、他人に押し付けないようにしています。そして早くコロナへの偏見が無くなる事を祈っています。情報が氾濫して真っ二つに割れてきているからこそ、ヒステリーにならず、マスクすべきだと思う人はマスクをし、距離を空けるべきだと思う人は出来るだけ空ける。そうじゃない人も当然いる事を頭にいれ、各自が臨機応変に対応していってもらえたら幸いです。
P.S. 自分は常に火消し側に回ります。
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以前に、美術館でスマホでメモを取ってたら注意を受けたことがあります。ペンと紙なら良いがスマホは撮影していると勘違いされるから、紛らわしい行動は避けてということでした。
ごもっともだと、反省しましたが、今回のコロナも同じようなことが言えると思いました。
効果の程はともかく、今はマスクはしましょうが定説です。
自分は正しいことを知っていて大丈夫だと思っていても周りがそれを理解するのは困難でしょう。
マスクが感染拡大抑止の象徴的存在になってますが、「(効果が)ほとんどない」はインパクトありますね。専門家ですらエビデンスがないと言いながら断言しているくらいなので、本当のことが浸透するにはまだまだ時間がかかるような気がしました。
マスクに関しては自分は何が本当かもわからないにもかかわらず、それが真実って言う事で既に浸透してしまっているので、そこの逆に向かうのは難しいですよね。一度勢いが付くと簡単には戻れませんしね。ただ、どっちにしても付けてない人がいるのは事実なのでその人達だけでも知っておいてもらえたらなって思いました。
非常にわかりやすい ブログありがとうございます 私もトライアスロンを趣味でやっていてランニングも行っております 今は早朝に行いなるべく人に合わないようにして マスクはしていません しかしマスクをしないことが現在正しいとは思ってません やはりランニングをしない人にとってみればランニングではーはー息をしている人をみるとなんか不安になるのは当然ではないかなと思っております 常に世の中は正しいことだけが正しいのではなく 大衆の思いというのも重要かと思われますがそのことについてはどうお考えですが ランニングを愛するもの、趣味として行っているものがランニングすることを擁護するのは当たり前ですし、しない人が不快に思うのもまた当然かなとおもいます なので正しい正しくないの正論だけでなく脅威を与える側が配慮をするのも当然かなとに認識しております
有森さんのSNSも残念という論議がありますがオリンピックランナーというさらにランニングを愛するものの意見としてとらえております
そういうことに関してはどうお考えか意見を聞かせてほしいです
時間があればよろしくお願いします
私もマスクする事もしない事も正しいっていうつもりで書いたわけではないことは理解して頂けると助かります。そしてまさにこれは正しいか正しくないかの話ではなく、皆色々と各自で判断していているので、個人の判断に関しては強制するものではなく、要は人をそんな簡単には変わらないわけなので、あとはその状況をどう臨機応変に自分自身が対応していくか。 なのでなんかすいません、正論だっていう主張をしたかったわけではなく、皆もうこういうギスギスした状況で、既に色々な制約がかかっているのでお互いにそれぞれのスタンスを尊重しましょうっていう話です。
で、問題は東京などの特に人が密集しているエリア。でもここはルール作りではなく、各自が出来る範囲で出来る事を粛々と行っていくことなのかなって思っています。でも本当に難しいですよね。自分も今は色々と頭の中がぐるぐるしている今日この頃です。本当い答えになってなくて申し訳ありません。 温かいメッセージ有難うございました。
とても良い記事、ありがとうございます。
私は基本的にはマスクはつけてません。
ただ、コロナで私たちのマインドが変わって「していないことが悪」となってしまったので、マスクは持って走って、すれ違う前後にかけたりしています。
せっかく自由になりたくて走っているのに、走るたびにストレスが溜まってしまうので、ほとんど人がいない朝4時などに走るようにしています。
それにしても、散歩の人や走る人が増えましたね。子供を連れて近くの公園に行くだけでも、5人以上のランナーとすれ違い、ハアハアとされると気になります。例えマスクしていたとしても。
私はマスクの効果ほほとんど無いと思っていますが、他の人に嫌だと思われたくないので、マスクは携帯し、歩くときは必ず着用しています。
マスクがマナーで、下着のようになってしまった今、何も考えず、マスクをしないでマラソン大会に参加できた去年は、とても幸せだったなと思います。
またマラソン大会が開催されるくらい、マインドが変わることを祈りながら、走るのを楽しみたいと思っています。
これからもブログの更新、楽しみにしています!
はちさん、コメント有難うございます。 段々としてない事が悪になってきましたね。これから湿度も気温も高くなってくるのでそうなった時に皆さんがどう思うのかっていうのもこれを左右してくるのかなと思います。これはもう移る移らないの科学的な事はほぼ関係ないんですよね。世の中の風潮というか。段々社内の携帯電話問題のように思えるようになってきました。どれぐらいの人が不快に思うか。そして、それがデフォルトになっていく。
でも次の記事で書いたように健康を維持していく、もしくは増進していくという観点から言えばマイナスでしかないと思っているので、テレビなどで症状の無い人は外しましょうってなってくれると良いなって思っています。