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HUT2HUT 110km ウルトラトレイル、まさかの展開に。

HUT2HUT 110km ウルトラトレイル、まさかの展開に。

本当に今回のレースはレース前後に色々ありすぎて大変でした。ちょっとドラマチック。

前置きとして、そもそも自分はこの前週と前々週にレースがあったので、3週連続でレースに出ようなんて思ってもなかったのですが、Barefooticオーストラリアのマックスから、このレースは本当にきついけど景色も素晴らしいし、超お勧めの大会だから一緒に出よう! って言われ、でも参加するのに必要なマンダトリーアイテムあまりにもありすぎて、こんなに買う気ないって言ったら、必要な物は全部貸せるし、レースエントリーもスポンサー枠で入れるし、宿泊や移動も全て手配するから、とにかく来てって言われ、折角のお誘いなので出る事に。でも出場決めた後に、レース開始が金曜朝ってわかり、フルマラソンから5日間しか空いてないことに気づく...。

で、とりあえず航空券はシドニー往復で取った事も伝えていたのに、直前で、なんでメルボルンにしなかったんだ?って言われて。いやぁ前から言ってたけど...。慌ててシドニー→メルボルンを予約。

そして空港に迎えに来てもらい、そこからレース会場まで3時間かけて移動することに。写真の左手前がドライバー、手前右がマックス、そして自分の隣にはなんとスパルタンレースの創設者でもあり、代表のジョーが乗っていました。スパルタンレースは日本にも数年前に上陸している過激な大人の障害物レースと言えばいいでしょうか。宿に到着後、更に撮影や補助の人2名が到着。どうやらジョーがこのレースに出るためのサポートがメインな感じ。そこに自分が乗っかったような形で。

ただ、ジョーのスケジュールに変更が入ったためレース前日の朝に出発してレースと同じコースを2日間かけて彼らだけで回るというスケジュールに。そう、自分だけ別行動になったんです。そこで、自分がレース終わった後はどうするの?って聞いたら、マックス達はレースコースの途中でキャンプしているから、車で迎えに行くから一緒にキャンプするよって。でもその直後に、ドライバーが調べて、ここ山だからそんな簡単に行き来き出来ないし、車でぐるっと回ったら片道2時間半かかる事が発覚。自分がレース終わるのはそもそも深夜だし、5時間往復かかるような場所に迎えにいけないって言われて。 で、自分たちが泊っていた宿は自分のレースが始まる金曜朝チェックアウトで延泊も出来ず、スキーリゾートでオフシーズンのため近くのホテルはやっておらず、民泊も一泊5万円以上の高級な所しか空いておらず。。。そしてマックスに言われたのが、“大丈夫!お前はフレンドリーだし、英語も話せるし、なんとかなるよ。友達作って泊めてもらうか、レースの主催者も紹介したんだから、ソファーとか使わせてもらえるよ、きっと!DON’T WORRY!!! ” って。

そして、更に、なんとか泊まれたとしても帰りの車は? ウーバーも使えないし...。メルボルンから車で3時間。ヒッチハイク? レース中の貴重品は?

ってかいくらお互いレース出てるからとは言え、外国で更には見ず知らずの人にいきなり泊めてなんて言えないし。。。レース直後の疲れて寒い中泊まらせてもらう人探したり、メルボルンまで車に乗せてもらえる人探したり、レース中に貴重品置く場所探したり。まぁ、確かに今までなんとかしなきゃいけない時にはなんとかはしてきたけど。

実はヨーロッパ旅行していた時にパスポート含め貴重品全部盗まれて、ホームレス収容所に収容されてた時に、いやがらせされて、出ていきたくてもお金も無かった時に、ふとバーならとりあえず無料で入れるし、皆酔っぱらって開放的になってるから泊めてくれる人いるかもと思い、お酒も飲まず事情を説明してみず知らずの人に数日泊めてもらった事がありました。w 勿論ヒッチハイクバックパッカーやってた時は何度もしてたけど。でも20歳前後バックパッカーと40代半ばのおっさんじゃわけが違う。中年のおじさんを誰が助けてくれるのか。w

もし誰も助けがなかった事を想定し、
1 貴重品 森の中に隠す
2 宿泊  寝袋はマックスに借りていたので寒いけど野宿
3 移動  ヒッチハイク
(因みに天気予報は雷雨だったので、1と2に関しては結構場所選ばないと。。。)

最悪の場合はこれを想定していました。でも結局1と2は主催者の人に説明したらオッケー出してくれて。本当感謝です。そして3はとりあえずレース中に同じぐらいのペースの人と仲良くなって、ガソリン代を払って乗せてもらう作戦で行くことに。ただ、アドバイスされたのは、絶対に自ら声かけるな、声を積極的にかけて、車乗せてだと流石に引く人多いから、いかに声をかけさせるか!って。w ブルゾンちえみの思い出しました。
“花は自分からミツバチを探しにいきますか?探しません。待つの!” こんな作戦でいけるのか?

そしてなんとかレース地点に立つことに。が、開始直後すぐに気づく。全く身体が弾まない。最初の10㎞まではなんとか走れたけど、そこからどんどん動かなくなり、30㎞地点ぐらいからゆっくり歩く事しか出来ず。実はレース前日、お店が殆どしまっていて、ご飯もろくに食べてなかったのでエネルギー不足もあり、またフルマラソン5日後という疲労もあり。で、結局休みながらなんとか1周回りきったんだけど、そんな状態だったので誰とも仲良くなれる事が出来ず、(ペースがひたすら落ちていっただけなので)。 で一周回りきる直前に、やばい、帰りの足探さなきゃって。とりあえずマックスに電話して誰かメルボルン向かう人知り合いでいないか聞いたら、行きが一緒だったジョーがちょうど今からメルボルン向かうから! って。 ただ、超お偉いさんなので、待たすわけにはいかないという事で、10分で準備出来るなら大丈夫! えええ?そもそも疲労困憊のまま、周回のスタート・ゴール地点まで数百メートルはあるし、リタイヤの手続きして、荷物とりに行って、シャワー浴びて、彼らの待ってる所まで走れって! 流石にシャワー浴びるところまでは車で1分とかだからそこまで来て!ってお願いして。いやぁー人間って不思議。もう走れないって思っていたのに、どこにエネルギーが残っていたのか、気づいたら走ってました。走れんじゃん!

そして無事にメルボルンに向かう中でシドニーまでの航空券も手配。が、慌てていたので男性と女性を間違えて発券。MRS TSUYOSHI YOSHINO と発券された時に気づいて。。。ですが、結局国内線は本人確認を一切しないので問題なくシドニーまで無事にたどり着きました。いやぁ、本当にドキドキしたレース。っていうか、本当何しに行ってきたんだろうっていうレースになっちゃいました。今回自分が出たこのHUT2HUT、ほとんどの人は途中のキャンプを楽しむレースなんです。ゆるーい大会。だから1日コースから3日コースまで。でも自分は何故かガチの1日コースでエントリーされていて。是非興味ある方はサイトを見てみてください。レース自体はとってもオススメです。レース詳細はこちら

 

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