もうどこから話していいのか。このレースの開催にあたりあまりにもドラマチックな事が起こり過ぎて。レースの直前まで揉めに揉めて行われた元旦の裸足レース。
レースの開催が決まった後から何度も奇襲攻撃的な事が裏で起こり、一旦はレース自体開催出来ないことになっていました。そしたらケニア陸連の理事の方がその噂を聞きつけ、そんな嫌がらせは許さないといってくれて、公式な国際大会基準の大会にするための準備まで手伝ってもらえることに。そうしてできたInternational Barefoot Cross Country Race。
しかし嫌がらせは更にエスカレート。できるだけ選手を参加させないように、嫌な噂を流したり。。。もうブログで書くには裏話すぎて。。。
選手自体は裸足で走る選手はいなくなってはいますが、賞金がつくのであれば全然構わないというスタンスな選手も多く、結構な人数が参加を予定していたのですが。。。そんなこんなで参加人数は予定より減ってしまいました。でも当然そんな事に影響されず来てくれる選手もいてレース開催へ。l
レース当日。もう開催が決まってしまったので邪魔をした人達も諦めるかと思いきや、今度は裸足で走る事は危険だからシューズを履かせるべきだと主張。最後の悪あがき的な。そしたら理事の方がその主張を認める形に。まさかの展開。。。ちゃんと趣旨も説明してこういう大会を開くって伝えていたのに。。。でも理事の方には流石に逆らうわけにもいかず、開催出来ただけでも良かったのかなぁと諦めていたのですが。
そんなこんなで、最初のカテゴリーであるジュニア女子の部の参加者が集められます。そしていきなり理事の方が再びさっきの話をひっくり返し、選手全員の前で、
‟君たち今日はどういう趣旨のレースか理解しているよね?みんなポスターみたよね?なんて書いてあった? そう、裸足のレース。シューズ履いて出たければほかにもそういう大会はあるんだからそれに出ればいいよね?” って再び直前の決断をひっくり返し、一旦裸足になっていた選手がシューズを履いたにも関わらず再び全員脱ぐことに。
いやぁ、流石ケニア人。全員裸足で走りました!!!しかも殆どの選手が普段と全く変わらないタイムでゴールするという。大人の部はデコボコでジグザグで緩やかですが起伏のあるコースで標高2400mで30分以内で走っていました。しかもスポンサーがついているようなトップクラスの選手は不在の中なので、改めてレベルの高さに驚かされます。国際大会基準で行った裸足レース。レベルも当然ハイレベル。いやぁ、本当に感動しました!
自分も一応レース参加!当然ですが、人生初の最下位、ぶっちぎりました!標高の事もあってか45分ぐらいかかりました。でもとにかくいい経験です!
何よりも陸上王国のケニアで選手に向けた裸足ランニング選手権。ケニアナンバー1の新聞社も駆けつけてくれてとにかく大きく一歩前進しました。
そして最後の閉会式では市長を含む、市内のお偉いさん達が多く駆けつけてくれて皆にこんなに素晴らしいキャンプをこのニャフルルに作ってくれた事に感謝しますと。
そして理事の方は、このキャンプの邪魔する人たち、よく聞け。こんなに素晴らしいキャンプを作ってくれているのに、このキャンプを少しでも邪魔しようもんなら俺が許さんからな!警察とも連携し、セキュリティー面も含め、あらゆる面でバックアップします!
とみんなの前で言ってくれました。もう胸が熱くなって。でもそれと同時に凄い事を背負っているのかもと。もう後には戻れない。実はこのキャンプの話、自分たちの知らないところで日本人のケニアの陸上関係者の間でも既に噂が広がっているみたいです。いい意味で広がっていることを期待したいですが。。。
今、このキャンプが置かれている現状は向かい風と追い風が同時に強く吹き荒れている。そんな感じでしょうか。
村上さんやチャールズが奮闘してくれています。映画であってもおかしくないぐらいドラマチックな事が色々起きているのですが、みんなで力を合わせて頑張ろうと思います。
それではマラソンランキング参加していますので、下のマラソンアイコンをワンクリックお願いします。
あけましておめでとうございます。
ケニアの記事を拝見させて頂きました。
凄いレベルですね、びっくりしました。
自分も地元のサッカー場の芝生で5月から10月くらいかなりユックリのLSDですが裸足RUNを入れてます。
自分の感覚だけですが、
○足裏の乗り込みの位置が変わりました。
○ファイブフィンガーも使ってますが、裸足感覚は また違う。
○裸足だと左右のズレが解りやすい。
最初いきなりは走れないので
しばらく歩く事から始め、徐々に早足に~
最終の走り始めの際は かなりユックリ9分/km
3か月後は7分/km迄になりました。
普段は靴を履いて生活してますが、
たまたま現場で作業する際駆け足で移動する際
走った時「なんで、何がグリップするの…⁈」感じが…。
本来の足裏の機能があれば、
重力を力をロス無く走れる。
吉野さんが言われる様に、結果怪我が少なくなる。
今回のケニアの記事を読んで、自分なりに納得しました。
裸足RUNは、直ぐに出来るものではないですが、
私の様に、歩く事から始め
徐々に納得してRUNが楽しめる様になりました。
gearに頼るでなく、本来の機能を…。
これからも、吉野先生からの活躍を期待しております。
追伸
以前、北千住の吉野先生の裸足RUNと中川先生のピラティスイベントも参加し、眼から鱗で勉強させて頂きました。
その後少しですが、ファイブフィンガーでRUNする仲間も増えて、楽しんでおります。
この後の記事も期待しております。
コメント有難うございます。あの時から裸足ランを始められていたんですね。こうやって少しづつ理解を示してくれる人たちが口コミで増えてきているんですよね。とってもありがたい事です。歩くところから始めるという感覚はいいですよね。少しづつコツコツと。自分はそのプロセスを一気に飛ばして色々大変な思いをしましたが、色んなやり方があっていいかなって思います。性格もありますしね。
それではこれからも宜しくお願いします。