元々は着地の位置から入った裸足ランニングの研究。もうあれから10年。今は意識は上へ上へと向かっているので逆に着地の位置の意識はしなくなっています。身体を上手く使った結果たまたまそこが着いているという感覚だから。
とはいえ、やはり研究では外側から見た情報を分析し、そこから何がそうさせるのかを探る。そんな発想も面白いのではないかと思います。
というわけで5月末に発表された最新の研究です。 原文はこちら。
35人の長距離ランナーを対象に履く靴によって着地がどう変わるかを検証。
履く靴のタイプは、スタンダードなランニングシューズ、ナイキフリーの様な裸足系のクッション機能付きシューズ、ビブラムの様なクッション性が全くないシューズ、そして裸足の4種類です。
ペースはキロ5分。
これで踵着地になっている人の割合を調べた所
スタンダードシューズ 94.3%
クッション付きベアフット系シューズ 88.6%
クッション無しベアフット系シューズ 62.9%
裸足 58.6%
これをどう捉えるのかはあなた次第。
自分の意見は
子供の時に裸足で育っていればこの割合は全部下がると思います。それは当然といえば当然なのですが、何よりも今まで一般的なシューズを履いて来た人でも足裏の感覚が直接伝わると走りが自然に変わるという事。
着地の位置は人によって違うという人達も大勢います。勿論多少の差はあるとは思いますが。でもそうだとしたも、そもそもスポーツシューズの構造がおかしくないですかね? というか売れているシューズの種類の割合と、裸足で走る時の着地の位置を考えると矛盾が出てくるの気づきますかね?
靴で走りが変えられてしまう。 その象徴かと思います。 自分の走りを見つけるには裸足が一番。その上で必要な物を足していきましょう。
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どんなシューズを履いても裸足と同じ走りができるというのが理想だと思っています。
弘法筆を選ばず、みたいな。
まあなかなか出来ませんが。
そうですね。それでいいと思います。
着地が履き物によって変わるのは当然でしょう。路面によってもかわるし。芝生とコンクリートでは、コンクリートのほうが、前よりになるでしょう。
着地衝撃が小さいなら踵よりに、大きければ爪先よりに、変わるのが自然でしょう。
なにがなんでもフォアフットでないと、だめですか?
“当然”ってえらい簡単に片付けますね。変わらない人もいるし変わらない人もいますよ。なんでもそうやって当たり前でくくるから見えなくなるんだと思いますよ。参考までに、路面は今回は全て同じ条件。そんな中でシューズだけで走りが変わるっていうあくまで参考程度の研究です。しかも自分は今は着地の意識は得にないと書いています。 何がなんでもフォアフットなんて言ってませんよね? 一般ランナーがどう走るかと、シューズの構造がマッチしていない人が多く出ているって事です。どれが正しいとかそんな事はこの記事では書いていません。よく読んでください。
ぼくが当然と思うことが、簡単にはできない人が大勢いるということですか。
でも、現に靴によって着地が変わってるんでしょう。
でも、なにがなんでも、てわけではないんですね。フォアフットや、ベアフットな人たちで原理主義的な人を、ネットではよく見かけるもので、すいませんでした。
裸足ランには興味あるんですが、フォアフット着地が、どうも合わないもので。
問題ないならどこで着地してもいいですよね。
人によって全然反応は変わるという事ですかね。育った環境によっても。子供の頃からずっと裸足でしかも走って育った人達は本当に走りが自然と洗練されているのでそんな簡単には逆に走りが変わらない事もありますし、逆の意味でも走りが悪いままずっと続けてしまっていると走りが変わらない事もあります。
いい走りをするために、動き作りをするという意味で感覚がはっきりと伝わってくるのは裸足の時が一番というのが言いたいです。 どこで着地してもいいと思いますが、“接地感”は大切だと思います。 怪我をした時に考えればいいのかなと思います。何も問題無ければいいと思いますよ! 頑張ってください。
15年走ってて、これといって怪我してないですから、考えなくてもいいのかも知れませんが。
技術的なことは、吉野さんはあまりおっしゃいませんが、それでもときどき書かれるのをよむと、これは裸足ランについて書かれてはいるがつまり、良い走りのことなんだろうなと思います。
手段としての裸足ランととらえてますが。
色んな意味でですね。裸足に固執しているわけではないので。裸足じゃなきゃダメ、フォアフットじゃなきゃダメ、ってそんな風に思っているわけではないです。ただし、足裏の感覚は走る上でとても大切な役割りを果たしているのも忘れないで欲しいですね。
いくら素材が進化しても僅か数センチの厚みの靴底が体重の2倍の衝撃を吸収出来るとは思えませんよね。足裏の皮膚を保護する能力はありそうですけど。
そうなんですよね。それさえ履けばみたいなのではなく、自分自身の身体を見つめ直すキッカケになってもらえたらなと思います。
衝撃を靴が全部吸収しちゃうと走れませんからね。衝撃はからだ全体で受け止めて推進力に変えないと。これがうまくいくと衝撃もあまり感じない。
上手くいかない初心者は厚いソールのくつを使ってある程度軽減すれば走れますよ、というのが従来の考え方かと。
靴に頼らず、能力はあるはずだから走りを磨こうよ、と言うのが裸足ラン、なんですかね。