自分はよく、
“物の機能に頼らずに、まずは自分の機能をちゃんと使える様にしませんか?”
という提案をしているのですが、こういう事を書くと決まって
“物に頼って何が悪い? そんなの個人の自由でしょ? ほっといて!”
って言ってくる人が多いです。まあ、そういう人はそもそもこのブログを見る確率は低いのですが、それでも結構な人に言われるので、それだけ見ている人が増えて来ているんだなぁと。ここは喜ぶべきところ。
さて、
“この物に頼って何が悪い?”
何も悪くはないでしょう。個人の自由!
ただし、自分が思うのは、こういう発想の人達って、いわゆる脳の現代病になっているんだろうなって。足の現代病として代表的な外反母趾や扁平足、浮指、などと同じ様に。何か上手くいかなければ、すぐに物でカバーしようとする発想。
自分は、若いアスリートが膝が痛い、腰が痛い、だから色んな物に頼る。結果もっと弱くなる、それでもっと物が必要になる。 この悪循環を改善したらどうですか? という提案。
小学生が走ると膝が痛いっていうのを聞くと、なんとも複雑な気持ちになります。要は身体の老化がもの凄い早い段階から始まっている様な。
“その分、物の機能が発達しているんだから、それでいいじゃん?”
うーん。まあそれも言われてしまったらそれまでですが、国全体でそう考える人の方が多いのであれば本当に残念だなぁという感じだし、そうなってくると自分の出番は無くなって来るなと思います。感覚的にですが、そう考える人はまだ半数もいないと思いますが、その割合は段々減って来ている気がします。
タイや中国であれだけ自分の事が高く評価されているのは、脳の現代病にかかっている人が少ないからだと思います。何か問題があれば自分自身で解決出来ないかと考える人の割合が多いからだと思います。
タイでは全く問題のない自分の裸足ランニングの普及の仕方。日本では変えていかないといけないのかもしれません。これだけ情報が氾濫し、物が発達しすぎてしまっていると、もう感覚が麻痺しすぎて大切なメッセージが伝わらなくなってしまう。
あ、一つ物に頼りすぎるとはっきりと悪くなる事が一つ言えるかも? それは、その個人がよくても、結果的に身体が早い段階で動かなくなり、その負担は税金という形で医療費を他の人達が賄わないという事。全体として身体が弱くなってしまったら、誰がそれを支えるようになるのでしょうか? そもそも少子高齢化が進んでいるわけだし。少子高齢化になっても、それぞれが自分の事を自分で解決出来るのであれば言う程大きな問題ではないですよね?
元気なおじいちゃんになりたい。そうするにはどうすればいいのか? そこの優先順位が自分は高いだけなのかもしれません。人に出来るだけ迷惑かけないようにしたい。
最後にも書いておきますが、どう考えようと個人の自由です。まあ、そんなにこれを見ていて不愉快なら見なけりゃいいのになぁと心のどこかでは思いますが、気になるんでしょうね。いやよいやよも好きのうち!とはよく言ったもんですね。好きなら好きって言えばいいのに 笑)
それでは今日もブログランキングに参加していますので応援宜しくお願いします。下のマラソンアイコンをポチットクリックしてください。
いつも興味深く拝見しており、参考にしております。
一点気になりましたので、よろしければご教示下さい。
以前の記事(裸足ランニング研究)でスキンズ上下を着用されている写真がありました。
スキンズこそ、機能性タイツの代表だと思うのですが、今回の内容との整合性はとれていらっしゃるのでしょうか?
Nakamuraさん
ナイス突っ込みです! あれは、研究の協力の時に身体のラインを見易くするために研究者が用意していたものを履かせられただけです。なので整合性は大丈夫でしょうか? 多分研究にスポンサーはついていないと思いますが、たまたまスキンズを用意しただけなんだと思います。
早速のご返信、ありがとうございます!
裸足ランニング研究の記事で、写真を拝見した時から違和感を感じてたのですが、納得しました。
私自身、ルナサンダルからHOKAまで使っておりますが、宣伝文句ほどの性能の差はないなぁ、というのが感想です。
状況に応じて使い分けてますが、走っていて気持ち良いのはサンダルですね!
また楽しい記事を期待しております!!