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「シューズやめますか、それとも走る事やめますか」

「シューズやめますか、それとも走る事やめますか」

ネット上で炎上しているというこの話題。実際の話題は信州大学の学長が入学式の挨拶の中で言ったこの言葉
「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」

なんか言葉が一人歩きしているみたいですが、その後にこんな言葉を付け足しています。

「スマホは知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません」「スイッチを切って、本を読み、友達と話し、自分で考えることを習慣づけよう。物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな信大生を育てる」

とても大切な事を伝えてくれているのでは? と思ったのですが、世間の反応は歳が上に行けば行く程自分のような反応で、若い世代に行けば行く程、「スマホがないなんてあり得ない」という反応になっているみたいです。

これを単純にジェネレーションギャップで終わらせていいのでしょうか?

スマホがないなんてあり得ないって思う程の依存。自分もiPhone使っていますが、確かに便利。アプリで相当便利な事が出来てしまう。だから自分もスマホはかなり有り難い存在にはなっていますが、なかったらちょっと不便だなっていうぐらいだろうか。無いなんてあり得ないって思うっていう所に、まさにこの学長が指摘する“自分で考える事が出来なくなってきている”という問題が起きているのかと。

おそらく一つの例として出しただけだと思いますが、この思考能力の停止は世の中全体に広がって来ていると思います。これを自分がやっているランニングに例えると、裸足ランニングの話をした時に、多くの人が“私には絶対無理!” とか、“あり得ない” っていう人が多くいます。これに似ている気がします。 自分の身体の機能の事も知らずして。。。何も考えずあり得ないで終わらせてしまう。“ものがないとありえない”という発想。思っている以上に身体の機能って凄いんですよ。それを使わなくなってしまったから色んな事があり得ないって思ってしまうんだと思います。

大切な事は、そういう物を使わずに、自分自身で何をどこまで出来るのかという事を知っておく事だと思います。だからスマホだったら、スマホを使わない日を設けるとか。 よく親がやっていませんでしたか? ゲームやテレビは良くないから時間を制限するみたいな。特に物に溢れ返ってしまっている日本だからこそ、こういう事を言う人がとても貴重な気がしています。 そしてこういう事を言われた時に、気をつけよう!って思ってもらえるようになりたいですね。

そういえば、ある人達と裸足ランニングの普及について語っていた時に、自分たちがこういう事をやれる最後の世代かもしれませんね! っていうのを思い出しました。手遅れになる前に精一杯頑張ります!

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