踵着地かつま先着地か? 的な所から大きく取り上げられて来た裸足ランニングですが、そもそも着地という表現自体に問題があるのではないのかという。
つい最近入って来たSAKURAさん?? という方からのかなり強烈キャラなコメントの良い指摘の部分だけ取り上げます。
コメントの内容は
“着地ではありません、接地です。着地ではその場で動作が止まってしまいます。
馬やガゼル、チーターの走り方をご覧ください。
彼らは前足部のみで走っています。
踵や土踏まずは触れる程度の接地です。
吉野さんでしたか?かなり脚が太いですね。筋肉が肥大しています。
動物は先天性や事故等の後天的な作用が無い限り、皆同じ走り方をしています。
脚が太い動物はいませんよね。(群れの中という意味です)
それと地面は蹴りません、地球と喧嘩してどうするのですか?
根本から見直した方が良い様です。”
ガンガン来ますね。w
これ実はケンボブの本を訳していた時に彼も英語で書いていました。
踵着地→Heel Strike フォアフット着地→Forefoot Strike
と一般的には英語で表現されるのですが、そもそもstrike(ストライク)という言葉には叩きつけるというような意味合いが込められています。一般ランナーがドタバタ走っている時のあの着地のイメージはまさにストライクで合っていると思います。それをフォアフットに変える、すなわちフォアフットで叩きつけるように変えるのでは、結局ブレーキもかかるし、足を痛めやすくなってしまう。 だから一般ランナーの着地はHeel “Strike”だけれど、動物や、ケニア人のような走りはForefoot “Landing”となるんだと表現していました。
ここは日本語の問題でもあり、今の人達がどういう風にその言葉を捉えるかにも変わってくるのかもですが、このSakuraさんという人が言いたかったのは着地=strike 接地=Landing という事なんだと思います。
(一つ言わせてもらえば、このSakuraさんの表現の仕方は自分の考えを人にをぶつけるという“Strike”的な表現をしていますけどね。w ただ、言いたい事は分かるし、重要な事だと思うの書いておきます。)
足が動物の様にスムーズに回転してくると、着地のイメージが足のどこかの部分で着くというよりは、”たまたま”そこが触れるという感じになる。 あくまで通過地点でしかない。 と考えるんだと思います。
この着地のイメージはsakuraでも言えるように言うのは簡単かもですが、自分たちのような生活環境で育って来た人達がそういう領域に達するはかなり難しくなって来ていると思います。
(一応彼のコメントに対しての返答の中に、彼がそこまで言うなら彼の動きを動画で送って来てくださいというコメントで返しているので、皆で彼の素晴らしい動きが見れる事を期待しましょう。)
とはいえ、少しづつ改善していく事は出来ると思います。こういう走りのイメージに近いのが自分が知っている限りではあの高岡さんが一番近い所にいるのではないでしょうか。でもこの人がいうように、だからと言って高岡さんの足がケニア人のような足をしているかっていったらそんな事はないと思います。生活環境や、食事、人種、遅筋速筋の割合などなど。短距離か長距離かによっても変わりますしね。ただ、走りの原理原則的な共通部分はあると思います。
いずれにせよ、自分はあくまで裸足で走る事によって少しづつ自分で気づいていき、改善していくキッカケを作りたいと思っています。自分自身がそこまで凄い動きが出来ているなんてこれっぽっちも思っていませんからね。でもなんとなくそういう方向にいきつつある。そして、今年はトレーニングもちゃんとしてもっと上手く身体が使える様になったらなぁと思っています。
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私はSakuraさんの意見寄りです。
動物で「シューズを履いたほうが速い」動物はいません。
人間も同じ、と思いたい。
人間にはいろいろな走り方があっていい、というのは一見「大人な対応」のようで単に追求することから逃げているような印象です。
高岡さんは素晴らしい裸足ランナーですが、彼も結局「シューズを履いたほうが速い」というのであれば、どこか決定的に違う部分があるのかもしれませんね。
台湾の謝さんとは違う。彼は裸足のほうが速いんだから。
kimさん>動物で「シューズを履いたほうが速い」動物はいません。
ということですが、逆に履かせて比較した人もいませんよね?
馬の蹄鉄も、靴とは違いますが(爪の保護要素もあるので)、つけた方が速いから今もつけていると聞いたこともあります。(爪が割れないから、結果速いとも言えますが。)
動物と人間は条件がが違いすぎて単純に比較するのはナンセンスですが、『人間にはいろいろな走り方があっていい、というのは』それだけ環境の変化があるからです。
もし同じ人間が2人いて氷上を走るなら、裸足とスパイク付きの靴どちらが安全で速いでしょうか。砂利道の上を移動するなら、裸足と靴とどちらが速いでしょうか。
靴は、環境に最適な条件で適応するためのアイテムだと思います。(適切な選択ができていれば、ですが。)
タイムの部分に着目しましょう。
裸足には、柔らかく着地(接地)して推進力に変換する素晴らしい能力を備えています。
それを使いこなす為に追求するのはとても素晴らしい事だと思います。
が、レース用上位モデルも高反発素材を利用し、同じ機能を備えているので。
シューズ着用の場合は『裸足推進力+シューズ推進力』と考える事ができるのではないでしょうか。
もしくは身体の推進力(腱反射)を温存できるので、ここぞの勝負でさらにギアを上げる事ができるのではないでしょうか。
裸足でタイムを突き詰める事は大いに結構ですが、シューズを履くことが一概に逃げではないでしょうし、純粋にタイムだけを突き詰めるなら、シューズ履いた方速いと個人的には思います。(裸足はそれよりもさらに根幹部分に位置してると考えます。)
台湾の謝さんは、完全にとは言いませんが、極力同条件で裸足とシューズのタイム計測をしたうえで、裸足の方が速かったんでしょうか?
それはそれで興味深い結果だと思います。
異なる考えを否定するのは簡単ですが、逆に異なる意見が考えを深めるきっかけになるのであれば、有意義な意見交換だと思います。
裸足になる事はいい事です。
追伸 四足動物は骨の構造的に、踵や土踏まずを地面につけて(触れて)歩くことはそもそも不可能に思います。肉球は踵骨とは異なりますからね・・・
kimさんに対して返したのですが、謝さんはフルを3時間ちょっとで走れていて、どんどん速くなっているみたいなので、それで100kmのあのコースで20時間っていうのは裸足で走る事を優先しているだけだと思います。しかも痛かったみたいな事を言っていたみたいですから。 でも足裏は全く問題なかったみたいなのでそこは人間の足裏って凄いなって思っています。 実は飯能のベアフットマラソンはトレイルを練習もせずに裸足で走って来る人達が結構いるのですが、みんな足裏は傷ついていないんですよね。凄いなって毎回思わされます。
そう思うのは自由です。なのでそこはお任せします。色んな人が色々コメントしているように、皆それぞれ考えが違うというのに気づいてくれればそれだけで大丈夫です。
因に、高岡さんも自分も路面や距離によってはシューズを履いた方が速い時があります。裸足はそういう自分自身を理解するという意味でも大切だと思っています。
そして、毎回謝さんがどうのこうのっていう話もちょっと違うと思いますよ。因に、謝さんも100km香港トレイルはシューズを履いた方が速かったと思いますよ。走りの技術がそれだけいいというなら、トレイルなんかでは余計他の同じぐらいの走力の人に比べていいタイムが出るはずですからね。フルマラソンが3時間ちょっとの人が、香港のあのコースで20時間近くかかっているっていうのは。。。 痛いけど、裸足で走りたいからペースを落として裸足で走りきる事を優先した。というだけだと思います。本人がどう思っているのかは知りませんが。
どうも、高居です。
馬やガゼルやチーターは4足ですし、疾走するのか持久走するのかで筋肉の使い方と物理的な事象が全く違うので比較対象に引っ張りだす事自体がナンセンスな気がします。。。
そうですね、単純な比較ではないと思います。
人間にあって他の動物に無いもの【立派な踵】。
人間の脚は他の動物と違って踵の上に生えている。こんなに立派な踵を持った生物はいません。
なのに【踵の退化してしまった構造の全く違う生物の走り】を真似るのはナンセンス。
そもそも低速で長距離移動できることに特化している足なのに、素人が速く走ろうとするから負担が掛かって故障する。
故障が多いのは素人が競って長距離を走るようになったマラソンブームが原因。
着地がどうのこうのという問題ではないと思う。
コメントありがとうございます。 故障が多いのは色んな原因があるとは思います。 でも確かにシューズのおかげで、素人もいきなり長距離を走れる様になってきたっていうのは原因の大きな一つですよね。 裸足で走る人の中には、裸足はそういうった事も防げると言っています。裸足だといきなりは痛くて走れないからという理由です。色んな考えの人がいますね。
着地、でいいんじゃないですか。動作はとまりませんが、足底は地面に対して止まってます。
facebook上でもかなりの人がコメントしてくれていましたが、同じ言葉でもその人がどう捉えるかが違ってくるので、まあとにかく動きのイメージを自分で作っていけばいいのかなぁと思います。言葉は参考でしかないと思っています。