完全に全部を普通に歩くわけにはまだいかないのですが、なんとなく歩く形になってきました。アキレス腱断裂から1ヶ月。 まずは歩いた様子をご覧あれ。治療家でなければ自分が今どれぐらい凄い事をやってのけているのか分かりずらいと思うので、現在の最先端の治療過程を参考にしてみましょう。
まず最初にアキレス腱を完全に断裂しても保存療法(自然治癒)でもほぼ例外なく繋がる事は分かっています。ただし、手術をした方が回復が早く、再断裂率が低いと言われてきました。しかし、最近の研究では保存療法でも手術と同じぐらいの速さで回復させる事は可能で、再断裂率もほぼ同じというのが分かり始めています。そしたらそもそも手術する必要なんて無いはず?それでもまだまだ多くの人は手術を選んでいるようです。(6割が手術、4割が保存)何故って? それは。。。
さて、手術した場合と変わらないレベルになってきているという保存療法。(勿論昔ながらのやり方で未だに回復も遅く、再断裂率が高くなりそうなやり方をやっている方々もまだまだおられます)その保存療法の第一人者と言われる杏林大学で林光秀教授。既に25年間全日本男子バレーチームのチームドクターをし、オリンピック帯同も6度している凄腕の先生です。当然オリンピック選手を担当しているので、いち早く復活させる事においては秀でています。しかも過去全てのアキレス腱断裂において手術は一切行わず保存療法を行っています。要はかなり積極的な保存療法を行っている先生。また、トップスポーツ選手は腱も発達しているので回復も早いと言われているのも覚えておいてください。
その最先端のトップアスリートでの保存療法がどういうものなのか。
1〜4週(角度は途中で一度変えますが)ギプスで完全で固定。松葉杖状態
5〜6週 ヒール付きギプス固定として全荷重歩行を行う。松葉杖無し
7〜10週 自分が今履いているような装具を使用し少しづつ踵に入っているパッドを減らしていく。
11週〜 装具をはずして本格的なリハビリを開始し、復帰を目指すというプロセスである。
もう一度繰り返しますが、これが最先端、尚かつ運動能力の高いトップクラスの選手。一般の人ならもっと時間がかかります。そして自分は当然一般人。しいて言うなら裸足で走っているので一般の人よりは腱などが発達しているという程度。
自分は今回掲載した動画にあるように、既に形はまだだけれども歩く事が出来る。装具のパッドも最終段階まで来ている。トップアスリートが10周目にやっている事を5周目で行っている事になります。しかも全国出張や海外出張をずっとこなしながら。無理をして3−4度悪化させたにも関わらず。
それにしても最近銭湯に通い交代浴が出来る様になった環境になったのが大きい。中国、タイでのホテルではずっとシャワーしか無く。。。バンコクに来てからの4日間で相当回復しています。まだ力が上手く入らないので、ああやって歩けても、常に装具無しで歩くのはリスクが高いのでもう少しつけて歩きますが、恐らく後一週間ぐらいあれば装具も完全に外せそうです。頑張ります!
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