昨日は神奈川大学の健康科学スポーツセンターに行ってきました。自分がサンディエゴにいた頃にテニスで知り合った衣笠准教授が今裸足ランに興味を持ってくれていて研究をしてくれています。因みに神奈川大学で6月に日本スポーツ科学学会での発表を依頼してくれたのも彼です。人のつながりって本当に大切ですよね!
昨日はその研究の記念すべき第一日目!!
さてさて、気になる研究内容です。Born To Runにも出て来ていて、裸足ランの研究で一躍有名人になったリバーマン博士の研究を覚えていますでしょうか? 着地をした時の床反力からどれぐら体に衝撃が来るかを見るという物でした。 でもあくまで床反力なので直接体が実際にどれぐらいの衝撃を受けているかではないので、そこをもう少しクリアにすべく研究だそうです。 確かに床反力で衝撃が凄くても、必ず膝に直接それだけ負荷がかかっているとは言い切れないですよね。ただ実際に膝にどれだけ負担がかかるかを調べるのはほぼ不可能に近いので、筋肉の断面図で今回はどのようにヒラメ筋が使われるのかを調べるのだそうです。 ヒラメ筋は、いわゆるふくらはぎの一部で衝撃吸収の時に使われる筋肉で、裸足をやったら筋肉痛になるっていう人はこの筋肉の事が多いと思ってください。
で、リバーマン博士は裸足とシューズでの比較でしたが、この研究はフラット着地とつま先着地での筋肉の使われ方の違いを調べます。裸足でやるので踵は痛くて無理って事になったそうです。
それから、筋肉の断面図だけではなく、踵とつま先にセンサーをいれてちゃんとフラット着地やつま先着地にちゃんとなっているかどうかも確認します。
その画像がこちら
真ん中の段が踵のセンサー、下の段がつま先のセンサーです。
そこで思わず自分がつっこんでしまいました。フラット着地って定義なくない??って。 フラット着地ってつま先と踵が同時に着地する事ですが、よく、つま先気味フラットとか踵気味フラットとかって、ほぼフラットだけどどちらかといえば。。。みたいな。ようは踵とつま先が着く時間差をどこかで定義しなければいけないんですよね? って事で恐らくこの教授が世界で初めて定義を作ってくれると思います!
因みに、この生徒はフラットの時は若干ですが踵から先についていました。踵気味フラット着地ですね!
というわけで、どんな結果が出て来るのか楽しみですね。 日本では裸足ランの研究は皆無に近い状態ですが、こうやって少しづつ日本でも進んで行ってほしいですね。色々と分かってくると思います。 いつかは膝を抜くという行為をデータで示せれるような感じになれるといいなって思います。
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