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着地の正確な位置は小指側?親指側?

着地の正確な位置は小指側?親指側?

今日は着地のもう少し正確な位置について。大前提として着地の位置はあくまで身体を上手く使うと、ここが最終的に着く可能性が高いっていうだけの事というのを頭の中に入れておいて下さい。ここで着けさえすればばいい、みたいなものではありません。あくまで目安です。

裸足ランニング=つま先着地と言われています。あくまで分かり易くするために“つま先”と表現されていますが、つま先は指先と親指側の拇指球から小指側の小趾球をつなぐ肉球

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(この部分を的確に表す日本語は無いそうです。英語ではBALL OF THE FOOTという一般用語はあります)部分を合わせて言います。一応画像を引っ張って添付しておきます。以降、この赤い部分を肉球と呼ばせてください。

本当につま先で着地すると指先に凄い負担がかかるし、そもそも足の横のアーチは肉球部分にあるので上手くアーチが使えません。なので、着地の時に使うのは肉球の部分です。

更に、自分も分かり易く伝えるために肉球が着地の位置と表現する事が多いのですが、これもつま先よりは正確に表現しているっていうだけです。 で、人の肉球部分の言葉が日本語では存在しないため、拇指球と表現される事もあります。そうするとよく突っ込まれるのですが、着地の位置って小指側、すなわち小趾球ではないのですか? と。

自分が何故あまり小指側と言わない理由は、あまり小指側って意識し過ぎると外側に力がかかり過ぎるし、意識しなくても拇指球から着く人はいないのではないかと思っているからです。因みに、自分が実際に研究のデータとっている時に肉球側で着地している人は全員小趾球から自然と着地していました。NHKのミラクルボディーでも、着地はつま先だっていうのをやっていましたが、あれもスローモーションではっきり写っていますがケニア人のランナーが小趾球から着地しているのがわかります。 なので、結局のところ拇指球から着いてしまう人を見た事がないので、そこは敢えて言わない方がいいのかなって思っています。 ただ、拇指球側を意識しすぎている人が、小指側を意識したら上手く走れる様になったっていうのはよくある話なので、それはそれでいいと思います。というわけで、小指側ですよね?って言われたら、そうですよ!って答えます!w

参考までにトップ画像は自分の5本指ソックスの穴が空く部分です。自分の5本指ソックスは全てこの小趾球部分だけが先に穴が空きます。勿論もっと着地を丁寧にすればここだけ穴が空く事はないと思うのですが、どこから着いているのかがはっきり分かると思います。

ついでに、踵をつけずに走ると思われている事も多いのですが、踵は肉球側が降りたあとに勝手に降りてきます。勿論走るスピードによっては踵が降りて来る前に次の一歩が出てしまうので着かないのですが。踵を浮かせたまま走るという感じではありません。

そして、つま先着地を意識しすぎて地面とつま先の角度がかなり急に入ってしまっている人も意外といるみたいですが、実際には殆どフラット着地。いわゆる足裏全体な感じだと思います。ただどちらかといえば肉球の部分が先に着くかな?というだけです。なので、金さんがフラット着地といっているのがよくわかります。シューズを履いていればフラット着地な“感じ”になるからです。ただ、自分は裸足で走っているのでもう少し正確にどこから着いているのかが分かるだけです。シューズ履いていたらどこから着いているかなんてはっきりはわからないですよね? ただ、シューズを履いている場合はフラット着地な感じ!というだけだと思います。それから、よくイベントにかなりのクッションが入ったシューズを履いて、“私はそもそもフラット着地です”と自信満々に答える人を多く見かけますが、踵が上がったシューズを履いてフラット着地は物理的に無理なので。。。わかりやすく言えば、ハイヒール履いてフラット着地ってありえないですよね?なので着地の感覚を意識するなら、裸足もしくは極力薄いシューズで走るべきだと思います。

で、自分は着地の“位置”を意識しているかと言われれば、基本はしていません。着地の感覚を意識しているだけです。柔らかく、もしくはそっと置く様な”感じ”で着地する事や、地面を押さないようにする感覚。 着地する前に足を引き上げる、もしくは引きつけるような。。。

最後に、あくまで自分がこうしているっていうだけなので裸足で長年走っている人達がいたらその人達の意見も参考にしてみてください。

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

7 Comments

  1. chibikerori · 2013年8月29日 Reply

    はじめまして、ランニング超初心者のものです。
    ビブラムを履いた時にどう力を入れていいのか
    よくわからなくて、なんでも内側に力を!という
    先入観があり、諸にかかと→拇指球という力の入れ方でした。
    吉田さんのこの記事をみて小指側なんだ!と目から鱗。
    実際にやってみると足しいては体全体の筋肉にちゃんと力が
    入ることをはじめて実感した次第です。

    • Yoshi · 2013年8月30日 Reply

      初コメント有難うございます!よく吉田さんと間違われますが吉野です!笑

      その調子でどんどん動きを身につけていって下さい。
      これからが面白くなると思います。ただやり過ぎには要注意です!

  2. chibikerori · 2013年9月6日 Reply

    はわわ!お名前の件、大変失礼致しました!!

    楽しくできる範囲で
    ビブラムで歩いたり、走ったりしているのですが
    他のどのスニーカーでも痛くなった部分が
    全く痛くならずに感動してます。
    自分に合う身体の使い方を発見できたようで
    嬉しいです。
    無理せず少しずつ色々試して行きたいと
    思います。

    これからも吉野さんのブログを楽しみにしております!

  3. sakura · 2015年2月14日 Reply

    着地ではありません、接地です。着地ではその場で動作が止まってしまいます。
    馬やガゼル、チーターの走り方をご覧ください。
    彼らは前足部のみで走っています。
    踵や土踏まずは触れる程度の接地です。
    吉野さんでしたか?かなり脚が太いですね。筋肉が肥大しています。
    動物は先天性や事故等の後天的な作用が無い限り、皆同じ走り方をしています。
    脚が太い動物はいませんよね。(群れの中という意味です)
    それと地面は蹴りません、地球と喧嘩してどうするのですか?
    根本から見直した方が良い様です。

    • Yoshi · 2015年2月15日 Reply

      あ、そうですね。そういう意味では接地とういう表現の方が正確ですね。 あくまで通過する地点であると自分も思っていますし、地面を蹴らないっていうのはずっと自分は言い続けてますけどね。 まあ、ブログなんでそこまで毎回完璧な表現が出来ていません。 普通に読み流してもらえればと思います。 因に、かなり動きの事を理解してそうなので、是非sakuraさんの走りの動画を上げてください。期待しています。 
      (参考までに、吉野剛 地面を蹴らない というgoogleのキーワード検索すれば地面を蹴るなんて言っていない事がよくわかると思います。動きはそもそも全体的にとらえるものだと思っています。文章も同じくだと思います。)

  4. sakura · 2015年8月13日 Reply

    蹴っているから、肥大しているのでは?
    又は蹴らなくても、踏ん張っている 踏み込んでいる などが挙げられます。

    • Yoshi · 2015年8月15日 Reply

      まあ、そんな単純な事ではないとは思いますけどね。是非sakuraさんの足の画像を上げておいてください!

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