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疲労骨折を考える

さすがに更正、ずっと室内でやってたら気がめいってきています。
バケーションで海外に来ていますが、全部これで潰れそうです。
でもなんとか三日間で半分近い110ページ終わらせました。

ところで、色々と調べたり、翻訳しながらちょっと疲労骨折について
考えていました。 元々ビブラムだろうとシューズを履いていようと
ランナーの間での疲労骨折はそれなりに聞く話です。ただ、裸足では
あまりまだ聞いた事がありません。でも、これは裸足でそれだけの距離を
走っている人がまだ殆どいないからかもしれません。

というわけで、疲労骨折の原因を調べてみたら
”オーバーユーズ”。 使い過ぎ。。。 殆どの所に出て来ますが。
恐らく殆どの人が、使い過ぎ、やりすぎの一言で医者にかかって終わりになるんだと
思います。 でも裸足で全く問題無くフルマラソンやウルトラマラソンを
走っている人もいるわけで。 単純に使い過ぎで終わらせていいのだろうか?

そもそも骨は運動で(骨に負荷がかかる事)強くなると言われています。
(水泳などの重力があまりかからないスポーツは除き)
だから運動で骨を強くしていく。ただ弱い(骨密度が低い)状態で
いきなりやり過ぎたら、骨が強くなっていくスピードに追いつけない。
勿論、栄養が大切なのは大前提だけれども。こんな感じだろうか。

ただ、一つ気になっているのがビブラムと疲労骨折の関係。
ビブラムの場合の疲労骨折で多いのは中足骨。頸骨ではなさそう。
そりゃそうですよね。 足首より上にかかる負荷が半減するわけですから。
その分足には直接負荷がかかってきます。
そして、今回考えたのはその足の着く角度。
ビブラム=裸足=フォアフット着地というイメージが先攻してしまっていて。
別に間違っている訳ではないんだけれど、問題がそのフォアフットでの
着き方。 フォアフットで着けさえすればいいという事で、足を立てるような
感じで(言うなれば、フォアフットではなく、つま先がつくぐらいの勢いで)着いてしまったら角度がつきすぎて負荷が明らかに増えます。しかもこの角度に骨が
耐えられる様にそもそも出来ていないのかもしれません。(完全な推測ですが)
実際フォアフットから着くのですが、(拇指球的な所から)凄く浅い角度で
すぐ直後に足指と踵が着くぐらいな感じでほぼフラットです。(でも完全に
フラットではありません)
そして足首、膝が柔らかく使われる事で衝撃が筋肉や腱に伝わり
膝が上手くぬけていればそのエネルギーを無駄無く前に進む力に変えていけるという。
ちなみに、こういった体の使い方を学ぶときは出来るだけ裸足に
近い状態でやってください。出来る様になったらシューズを履いて、
気をつけながらやってください。

こうやって考えると本当に足の着き方、というより下半身全体の使い方が
重要になってきます。裸足=フォアフットなんて思っているそこの
あなた、もう一度考え直してくださいませ。

武道と一緒ですが、体全体を考えねばです。 
そして、感覚的な所はビデオでは写りません。 
心のビデオで撮ってください。
動きは教えてもらうものではなく、盗むもの。
と、誰かが言っていたのを思い出しました。
感覚>研究のデータ 

自分は医者ではありません。なのであくまで個人的な意見ですから。
もし、これ凄いっていうリンクとかがあったら是非
コメント欄に入れて行ってください。
いずれ協会のホームページにも怪我やパフォーマンス向上のための
フォーラム立ちあげ皆で話あっていきましょう。

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

4 Comments

  1. Anonymous · 2012年5月8日 Reply

    去年の2月に中足骨疲労骨折を体験。VFFで15km走ってやっちまいました。たった1年少し前ですが、当時はまだ裸足系シューズもあまり話題になっておらず、いきなり距離をふむことの危険性を訴えるような情報も多くなかったと思います。今思うと、骨折の原因は角度というよりも過去のランニング本の常識であったかかと着地を忠実に実行していた人が、フォアフット気味の着地に切り替えたら、なるべくしてなるものだと思います。もともと走力のある人はかかと着地ではなく、フラットやフォアフット気味で着地していて、骨が既に鍛えられていて、VFFを履いても中足骨疲労骨折はしにくいのではないかと思われます(勝手な推測)。
    実際、走力ある人がVFFを使用した体験談を見ると、脹脛の筋肉痛のことはよく話題になってますが、疲労骨折に至ったことは見たことがないです。
    かかと着地の人の中足骨がもともと弱いことが、疲労骨折の原因ではないでしょうか。
    もっとも、裸足やVFFでアスファルトの上を長距離走ることは人間のスペックからは少し外れている気もしています(昔は地面は少なくともアスファルトのように硬くはなかったでしょうし)。とはいえ、ウルトラを裸足で完走される人も実際いますので、鍛えれば裸足でも長距離ランは可能なのでしょうが、長い期間の鍛錬が必要でしょうね。

  2. hadashirunning · 2012年5月8日 Reply

    一体どれぐらいの人がいるのかが気になりますね。ただ、自分は相当な人を見て来ているのですが、記憶にある限り一人しか直接伝えて来た人はいません。因みにその人は2時間30分台で走る人です。
    しかもトレイルでした。
    裸足ランニングクラブの人はかなりの数がビブラムも履いていますが、月曜日の練習会などは9割型(寒くなければ)裸足で練習しているので恐らく割合が低いのかもしれませんね。 でも、これはビブラム云々ではなく、
    やはり、骨の強度と、その使い方な気がしています。
    強度をあげるためには、やはり食事と、徐々にトレーニング量を増やして行く事ですよね。
    食事はかなり大きいです。これは肉離れに関してもですが。原因の半分は食事にあると信じています。
    それから、これはリアルで裸足でしっかり走れているという条件でですが、おそらく、殆どの一般的なシューズを履いているランナーより裸足の人の方が実際に足にかかる負荷は少ないと思います。これは感覚がしっかりと伝わってくるためで、本当に柔らかく使わないと痛いからです。その証拠に少なくとも関節にかかる負荷はシューズを履いている人の方が圧倒的に多い事が出されていますよね。だから、どんな路面を走ろうとちゃんと裸足で走れれば負担はかなり下がると思います。
    シューズを履くと着地が雑になりやすいですからね。
    だから、ケンボブさんの言う、砂利道で走れるようにするっていうのも凄く理にかなっている気がします。
    それぐらい優しく走れればどんなところでも走れるっていう。 
    でもこうやって、色んな人がフォーラムでオープンに会話できる場所を作りたいですよね。未知な事が多過ぎますからね。今後とも宜しくです!

  3. Anonymous · 2012年5月8日 Reply

    吉野さんなら疲労骨折に関する体験談を色々とご存知かと思いましたが、まだ情報は少ないのですね。しかも、2時間30分台の人で且つトレイルの方が疲労骨折ですか。その方の場合、もともと追い込んで、疲労骨折気味だったのが、VFFで負荷が幾分強くなった状態でそれで同様のトレーニングをしたためにに加速されたのでしょうかね。一番の防御策はトレーニング量を徐々に増やすことでしょうが、限界点は人それぞれでしょうし、なかなか難しいです。
    去年、リアル裸足ランは数ケ月やってみましたが、夏場はアスファルトの暑さで朝夕しか無理なのと、荒い路面での痛さや、少し間を空けるとすぐにもとの貧弱な足裏に戻るなど、根性なしの私には継続が難しく、現在は断念気味です。これから暑くなっていくので、夏場はワラッチではありませんが、サンダルランで行こうかと思ってます。脱線しました。。

    フォアフット着地が足(膝)にかかる負荷が少なくなるのは確実です。
    クッション性の良い初心者用シューズで練習をすればするほど、フルマラソンで膝が痛くなるまでの距離が短くなり、タイムが悪くなるという負のスパイラルに陥ってましたが、VFFでの練習を取り入れてから、疲労骨折は経験したものの、膝の痛みはなくなり、タイムはどんどんあがってます。また、ランではありませんが、趣味の登山で長距離の下りの時にフォアフットを心がけて歩くと、膝が痛むことがなくなるといううれしい発見もありました。
    (登山で膝を痛めている人達にも教えてあげたいものです)

    砂利道を裸足で走れるようにすることは足の使い方の練習として、確かに良さそうですね。砂利道は場所によっては見つけるのが難しいと思うので、少し荒いアスファルトの路面でも十分そうです。河川敷のアスファルトなどはあまり手入れされてなくて、荒いところも多く、ある意味良いかも知れません。

    訳本、楽しみにしています。
    今後共、よろしくお願いします。

  4. hadashirunning · 2012年5月8日 Reply

    そうですよね。今の所日本では多く報告されておらず、アメリカで多いのは、アメリカで実践している絶対数が多いからだと思います。日本ではまだまだ少ないですからね。ビブラム持っている人でも流行で買ってしまってお蔵入りしている人も少なくないですからね。自分はアメリカで裸足が爆発する前の4年前に帰国しています。 ただ、足の甲が痛くなったり(だいたい1ー2週間で治っている人が殆どなので疲労骨折ではない可能性が高いですが)、肉離れはイベント中にも起こったりはたまにしますけどね。イベントでは長い距離は走りませんからね。あ、でもトレイルのイベントだと20km近くになるときはありますね。でもそういうイベント自体かなり少ないので。

    あと、気になるのは、アメリカで本当にビブラムを履いた人の疲労骨折が多いのかどうかはちょっと疑問です。
    医療の世界は何かとこういった物を叩く機会を伺っていますからね。裸足の方が少ないとはいえ、アメリカだってリアルで裸足をしている人の絶対数も少ないですからね。アメリカに何度か行きましたが、ビブラムやその他の裸足系シューズなど明らかに自分がいた頃に比べるとソールが薄い物を履いている人が多くなっていますが、リアル裸足はまだ見ていません。 前にも書きましたがシューズを履いても普通に疲労骨折している人がいますからね。
    いずれにせよ、もっと報告が上がって来て欲しいですよね。ホームページもそういう情報を載せていきたいです。
    ではでは。

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