ちょっとふざけた感じでやっていますが、結構下りを走る上での重要な要素が含まれている感じです。
膝を抜く。すなわち膝を柔らかく使う。こういう事、彼らは洗練されています。下りを走る時はこういった遊び心が必要になってきます。如何に速く、スムーズに、負担なく下れるか。重力に逆らわず素直に下るだけ。
一般ランナーにはこの膝の柔らかさを持っている人は殆どいないと思います。
おそらくキーになってくるポイントは
1 足が地面に着く前に膝が軽く曲がっている事
2 力が抜けている事(これ簡単そうですが、本当の意味で力が抜けているというのは意外と出来てないと思います)そうする事によって膝が曲がった状態から更にスムーズに曲がる。
3 一歩降りた後に膝を伸ばさない。軽く曲げたままそのまま降りていく感じ
階段が一番分かりやすいのですが、上手い人と下手な人の頭の位置の降り方を見れば大体出来ているかどうかが分かると思います。頭が階段と同じ様にガタガタおちていくか、階段の傾斜に併せて一直線に降りて行くか。
こんなの頭で考えて出来るもんじゃないし文章で伝えれるものでも無いので、是非上手くスムーズに下りを走っている人がいたら見てみてください。
音も一つのキーポイントです。ドカドカ音を立てない。
先週書いたテーピングの話しですが、トップ選手はスポンサーがいるから付けているという方も結構いましたが、選手も本当に必要がなければ付けないと思います。そういえば、松本大ちゃん。彼と下りの話しした時に、下りの走りかたに関するイメージが殆ど一緒だったのを思い出しました。下る時にふわふわ手を上げたりしてたりしますよね。楽しんでいるだけでなく、あれも何気にそういうふわっと軽く降りて来る感覚を持っているからこそ出て来る発想だと思います。 そして彼の膝を見てみたら、テーピング付けてないような感じです。 ちなみに膝とかを痛めた事は無いって言っていましたね。あれだけ膝を柔らかく使えていれば怪我も少ないでしょうね。彼の下り、参考になると思います。ただし、シューズでしか出来ない下り方を場面によってはするときもあるので、裸足にこだわっている方は場合によっては要注意!w 物は使いよう。
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トップ選手は必要がなければ付けない
ということは必要があるから付けている
必要に応じて道具に頼って何が悪いんでしょうか?
悪いとは言ってないですよ。あ、ちょっと格好悪いなっとは思うかもしれませんが。福迫さんはどうぞ道具に頼って頑張ってください!応援しています。
走るのに全く道具を必要としない人が実際にいるということに、僕は興味があるし自分がそうでないという事が少し悔しいと感じます。身体の構造が同じなのに自分に出来ないはずがないと。道具は文明であり産業であり雇用の創出でもあります。しかし無くてもいい、もしくはない方がいいのであれば道具に頼る事は生き物として退化のような気がします。生き物としてのあり方に価値を見出すのか、文明を開花させる事に価値を見出すのか。道具を生み出す仕事に携わり社会生活を営む傍、走る事で生き物としてのあり方を考えさせられます。走る目的や方法は人それぞれですが、BORN TO RUNの最後のカバーヨの言葉が全てを抱擁しているように思います。
高居さん
コメントありがとうございます。少なくとも裸足ランニングはそういう事を考えるキッカケになっているんだと思います。どうするか、どう考えるかは本人が決める事。そして、日本ではそういった選択肢自体がありすぎるのも問題になってきているのかなぁと思っています。
こんにちは。
いつも楽しく拝見してしいます。
この階段の下り方は衝撃でした。
自分も階段の上り下りのトレーニングをしますが
こんなふうには下ることができませんが
良いイメージはできました。
段差の大きい階段または、山道でも理屈は同じでしょうか?
小泉さん
こんにちは。あくまで一例としてとどめておいて頂ければと思います。段差の大きい階段や山道も原理原則は同じだと思いますが、要は臨機応変にやらないといけないということだと思っています。宜しく願いします。
こんにちは。ビブラム歴2年、10km 一日毎、平均4:50 min/km です。教えて下さい。
「膝を抜く」というのが今ひとつピンときません。私はとにかく柔らかく、引きながら着地、そこで少しじわーっと踏ん張って、沈み込みを少なくする(着地時の上下動を小さくする)、軸足にしっかり乗り込み、大殿筋とハムストリングで地面を後方へ押して推進力を得る、という感覚です。着地で膝を抜く、というのがどうもよくわかりません。自分で意識してやると、着地後に(前方に?)沈み込んでしまい、上下動が大きくなり、ピョンピョンはねる感じになります。
ご教示宜しくお願いします。
動きの問題なので表現でどこまで出来るかはわかりませんが、いわゆる柔らかく接地する事だと思います。ただし、軸足にしっかり乗り込み、地面を後方へ押してという感覚は自分はないのですが。身体が足の前に入ってくるので、そのタイミングで足を自分の方に引いて来るという感じです。膝を抜いたあとに、腱が収縮するようにするスイッチを入れるタイミングを速くすることだと思います。実際に殆どの人がそうだと思うのですが、この引きのタイミングが遅いんだと思います。特に長距離をやっている人は。 また、ぴょんぴょん跳ねる事時代は悪くはないと思いますが、その跳ねるエネルギーを如何に水平方向に変えるかのコントロールが必要になってくると思います。本当にその動きを求めるならば、何かに追われる、もしくは夢中で追いかけるという行為が必要になってくると思います。あまり考えすぎると逆に動きが硬くなると思います。
ありがとうございます。わかってきました。私は着地してから膝を「カクン」と抜くことをイメージしていましたが、着地の時に膝を曲げながら柔らかくする、「抜く」という表現は「力みを抜く」という理解でいいでしょうか?
また、「引き」のタイミングは、離地が遅れて足が後方へ流れる悪いフォームにならないように、前方へのknee driveのスタートのタイミングを早めにする、ということだと理解できます。どうでしょうか? 幸い現時点ではそれは大丈夫のようです。
また教えて下さい。ありがとうございました。
そこまでいくと、恐らく深く考えすぎているのではないかなぁと。裸足ランニングの一つの大きなメリットはそういった調整を足裏かも感じながらしていく事だと思っています。何をどう捉えるかは人によっても違いますし、感覚的なところなので、あくまで自分はこんな感じというだけなので。また、どうしてもという事であれば、怪我のリスクは上がりますが、ペースを出来るだけ速くして裸足でアスファルトを走れば、何か問題があれば教えてくれると思います。また不整地のがれ場も同様です。ただし、先ほどの書きましたが色々とリスクはあがります。豆が出来る位置や、痛い所が出て来ると思うので。そうなった時にどうすればそうならないようになるかの調整が大切だと思っています。あまり深く考えすぎず楽しんでもらえたらと思います。