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【重要】着地の位置の表現の仕方でランナーが混乱?

【重要】着地の位置の表現の仕方でランナーが混乱?

まずはこれを書く事になった経緯を。自分はちょっとびっくりしたのだけれども、裸足ランをやってない人からするとこういう事が疑問になってしまうっていうのに改めて気がつかされました。そしてそういう理由でやらない人もいるっていうのが分かり。。。

一旦分かり易く掘り下げて書いておきます。ただ、自分的にはあまり着地の位置に固執しては欲しく無いっていうのもあるんですが、理論から入る人にとっては大事なのかも。

まずは昨日のブログに対してもらったコメントが内容がこちら

Sさん

「つま先着地」という用語は誰が言い始めたのかは知りませんが、少なくとも裸足ランの良さを広めたい人たちは使わない方がいいのではと思います。「フォアフット着地」と「つま先着地」は全く別の意味だと思うのですが・・・。一般の人は結構勘違いしてますよ。

自分
それを言うと英語だって同じ事です。わかりやすくするためにそう言われているだけです。これは話すと長くなるし、確かに大事な事なので明日ブログで説明します。Sさんのコメント内容見ると、恐らくSさん自体裸足では走って無い感じですよね? ベアフット系シューズで走ってる感じですか?

Sさん
英語でも同じというのは”toe striking”という言い方のことでしょうか?私はこの場合の”toe”は日本語の「つま先」ではなく「足指」という意味で使われていると思ってました。それ以上のことは明日のブログを読ませて頂きます。それと、吉野さんもご存知の通り(もうお忘れでしたら申し訳ありませんが)、私は「普段は」裸足でも裸足系シューズでも走っていません。

この方はFacebookでしっかりと公開しているので書いておきますが、東大卒で、東京医科歯科大の博士号を持っている人です。研究文献などに関していつも色んな指摘をしてくれるのも、しっかりと英語の文献を読み取れるからです。Sさん自体もランナーなのは知っていて、ずっと自分のブログとかを読んでいるぐらいだから、てっきりもう裸足ランやっているかと思いましたが、ベアフット系シューズどころか全く裸足ランはやっていないとの事でした。どっちかっていうと、自分が脱線しないようにしている感じ?いつも客観性を保って欲しいって思ってくれているんだと思います。
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というわけで、まずは用語の解説から。裸足ラン=つま先着地と言われる日本。海外ではforefoot strikeと言われます。まずここから。

つま先とは
指先の事。英語で言えばToeになります。なのでトップ画像の①の部分から小指を合わせた足指になります。

forefootとは
②から④までの部分を組み合わせたものと、つま先を合わせた部分になります。いわゆる肉球+足指

balls of the footとは
②から④までを合わせた部分になり、一般的には肉球と呼ぶ人もいますが、正確には肉球は間違っていて、これを全部まとめて表す表現は日本語には無いと医療関係者から言われています。(←これは一人ではなく、大勢の人に言われているので恐らく本当に無いのだと思います。)

小趾球
④の事。小指側と言えばいいんだろうか。

母趾球
②の事。これは流石に殆どの人が知っているのではないでしょうか?
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Sさん曰く、“裸足とか裸足系シューズで走る時に、つま先着地って言うから、一般のランナーはこの指先部分で走ろうとして上手く走れないからやらないんじゃないか。本当はフォアフット(forefoot)でしょ!正確にはforefoot strikeでしょ!” 
って思っているんだと思います。Sさんは色々と読んで勉強はしていて、でも実際にはやっていないからこういう考えになるんだと思います。


まず、Sさんが言う、裸足で走る人がつま先(足指)で着地って表現は間違っているでしょ!っていう指摘に関してはそういう意味では確かに間違っています。

1 裸足で走れば一発で分かるけれども、つま先で走るはずがないという事。バレーじゃないんですから。バレーはそういう意味では指の裏側でも立ったりするので、これは本当に凄いですけどね。 でもそれぐらい察して!って思います。

問題はここから

2 んじゃforefootで合っているのか? これもシューズで走っていたら確かにそんな感覚になるのかもしれません。何故なら指も動かないし、どこで接地しているかも正確には分からないから。 でもこれ裸足で上手く走れている人の映像を見れば分かると思いますが、forefootではなくballs of the footで着地しています。これは足指を上げるからです。何故足指を上げるのか?もしくは勝手に上がってくるのか? それは足指を上げる事によってアーチが張り、着地時の衝撃を吸収しやすくなるからです。そうやってアーチが上手く使われるんだと思います。また指が上がらないと指先にマメが出来たりする事もあります。勿論、今の人達は足指そのものが動かなくなってしまっている人も多く、こういった動き自体上手く出来なくなってしまっているのも事実ですが。 だから動かせるようにしないといけないだけじゃないんですか? 使わないから退化する!

3 んじゃballs of the footで合っているのか? これも。。。。 これもよおーーーく見ると分かりますが、殆どの場合、小趾球が先についているんです。本当によーく見たい人はこの動画を見れば言っている事がわかると思います。着地する寸前に小指側から降りれるように勝手に足がハの字になるというか。

4 それから、Sさんは着地の表現をstrikeって使っていましたが、そのstrikeってどういう意味なのか?
strikeとは衝突するという意味です。確かにクッション性の高いシューズを履いている人は着地のイメージが自然落下なので、heel strikeという(踵からぶつける)表現で合っていると思います。それをそのまま前側に変えてforefoot strikeってなるんだと思いますが、裸足でstrikeは痛いんです。これは世界の裸足ラン第一人者と言われるケンボブが正確に表現してくれていますが、決してstrikeでは無く、“そっと”接地するという表現が正しいと思います。なので着地はstrikeでもなくlandingでもなく、soft landingと表現すればもっと正確でしょうか?

そういう理由で、正確には小趾球soft landingって表現すればSさんもSさんの周りの裸足ランをやらな一般ランナーも納得ですか?

でも、こんなに一々表現したら、おそらくもっとやる人は減ると思いませんか? 確かに英語の文献読んでいる人からすればSさんのような突っ込みを受ける事になってしまうのですが、そんなシンプルなもんじゃないですよね?動きを表現するって。そして自分が毎回これが出来ているか? そんな事はありません。踵から着いて、strikeしている時もあります。どういう時か。。。それは疲れてくる時です。だから動きを洗練させるんです。だからトレーニングをするんです。それを自分はやっていないから長い距離は上手く走れないんです。でもフルマラソン走るならそうやってただ走るではなく、動きも良くしていって欲しいなぁと。結果的に怪我も減るだろうし、結果的にパフォーマンスも上がってくると思うので。 裸足=◯◯着地とかそんな単純なもんじゃないです。だから、メディアで一発で分かり易く表現してもらい、後はやりながら自分で微調整するんです。そして機能を戻していくんです。

例えば、

BAB8C2ADB2A3A5A2A1BCA5C1

こんな足をしていたら、小趾球からは着きにくいですよね? 何故なら横アーチが落ちてしまっているから。そしてこういう人が走ると小趾球と母趾球の間にタコができます。恐らく。。。 でもこれは裸足とかシューズとかは関係なく出来ると思います。こういう人はテーピングなどを一時的には施すのもありなのかと思います。

後は、頭でっかちにならず、自分の感覚を使って動きを洗練させるだけ。ただそれだけ。 でも、こうやって書きながら思う事は、そもそも裸足の方が良さそうっていう感覚すら殆どの人が無くなってしまっているっていう事。だからこうやって理屈ばかり気にして、色んな理由をつけて出来ないって思ってしまうんでしょうね。これが本当に分かり易い例なのかも。 子供の時にずっと裸足で走ってそういう感覚を身につけていればなんの問題も無く殆どの人が入っていけるんですけどね。感覚を持っていない人には恐らくこういった動きが分かるパーソナルトレーナーや武道家がつく必要があるのかもですね。 自分も頭から入っていったんですが、でもすぐにこれじゃ無理、どうやったら出来るんだろうって調整し始める事が出来た。でもこれって当たり前じゃないのかと思うが、やっぱり当たり前っていう思い込みは怖いですね。色んな人の目線に立たなければならないですね。やっているつもりでも中々難しい。。。

そして最後に、着地の位置って実はそこで着地しようとして着くのではなく、身体の機能を上手く使おうと思った結果、たまたまその辺が着く!的な感じなんです。あああー、やっぱり伝えるのは難しい。。。

なのでとにかくやってみませんか? もしくは上手く裸足で走れる人の動きを見に行ってみませんか? なんとなくでも伝わるものがあると思います。

参考になりましたでしょうか? 自分は医師でもトレーナーでもなんでもないので、間違っている事も多々あるかもしれません。でも、それを言ったら皆間違っている可能性は多いにあるんです。どうしても講義では自分も理屈っぽく説明しますが、でも最終的には理屈抜きで考えて欲しい。感じて欲しい。で、やるんだったら特に走り始めた初心者にやってもらいたい。怪我をして困っている人達にやってもらいたい。 子供たちは全員やってもらいたい。

結論、どこで着地しようと、上手く走って欲しい! 裸足でも走れるぐらい上手く走って欲しい! 以上!!!

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

2 Comments

  1. yoshihiro · 2014年3月9日 Reply

    横アーチが落ちている足の写真、私の右足が正にこんな具合です。(あっ!と思いました。)文中にあるとおり、足の裏の、人差し指の延長上の角質が硬くなっています。水気を失ったような白いシワの角質になっております。文中では「恐らくタコができる」ということだったので、事例として報告しておきます。体調が良くて足がよく動くときは痛まないけど、疲れていて足がうまく動かないときは痛い、ぐらいまでは改善できました。テーピングは試したことがないので、やってみようかな。

    • Yoshi · 2014年3月10日 Reply

      yoshihiroさん
      いいですね。少しづつ改善してきているんですね! テーピングに関しても長期でデータが取られているわけではないのですが、施術されている方が、テーピングを用いた方が、身体の本来あるべき姿の形状記憶的な観点から、アーチの回復が早いと思いますって言われました。横アーチのテーピングで思ったのは、横アーチがしっかりしていると足の衝撃吸収能力が全く違ってくるという事です。少しづつになると思いますが、回復させましょう! 

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