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マラソンランナーが裸足を取り入れない理由トップ10

さあ今年も東京マラソンにやってきました。いつもならVibram Fivefingers(Barefootinc Japan株式会社)のブースにいるのですが、今年は出展しません。でも自分としては一般ランナーと接する事ができ、今の現状をしっかりと把握できるこういった機会を逃すのはもったいない。 そう思っていた矢先にアートスポーツのブースの中でビブラムの所でっていう話が。ただ、本当に裏のおくまった感じで、ひっそりと。人も殆ど通りません。なので表に出てビラ配りが中心。こんなにいっぱいビラ配ったの大学生の時にやった英会話教室のビラ配りバイト以来かも。w 完全に一人でやっています。w

自分はビブラムの話というよりも基本は裸足の話しかしません。それを理解してもらった上でビブラム履くなら履いて欲しいなぁとずっと思っています。毎年少しづつランナーの反応が変わってくるのが面白いですよね。さて、ここ3年で一般ランナーのビブラムに対する反応がどう変わったのか、ざっくりと。

1年目  へえーーーー、こんなのあるんですねーーー。

2年目  あー、これね。 でも誰も履いている人いないですよね。

3年目  あー、これね。でも自分は無理!

ざっくりとこんな感じ。

何がいいたいのか。1年目はそもそも誰も知らなかった。2年目は知っている人は出て来たけど、まだ周りにいないからやることはしない。3年目はやってみた人が出て来ていて、そういう話を統合して無理だと思い込んでいる。 よくぞこれだけ多くの一般ランナーの意見を一言で纏めましたね。w

さて、本当に色んな人と話す機会が多く、今回は、アートスポーツ。本当に一般ランナーばっかり。しかも目の前は靴のインソールで恐らく世界一のシェアを誇るスーパーフィート。その真後ろ。皆スーパーフィートの話は本当に興味津々に聞く人が多い感じです。まあそれだけ故障に悩まされているんだろうし、話を聞いていても(聞いているというより聞こえてしまう)確かにって思う事もいっぱいあります。まああれだけ売れているにはそれなりの理由があるんですよね。

というわけで、これだけ多くの一般ランナーがいて、こういう人達の99%は全く興味を示さないのですが、何故示さないのか。それなりに会話はするので、一般ランナーが裸足ランを取り入れない理由トップ10を上げてみます。ついでにそのコメントにダメ出しを。完全に独断と偏見です。ちなみに、ビブラムの販売応援なので、足を切らないとかいう理由は入ってきません。本当の裸足だったらその理由もかなり上位に来ます。

1位 私には向いていない

→裸足が向いているか向いていないかっていう話がそもそもおかしい話。裸足は自分の身体の一部。向いていなかったら自分を否定するようなもの。例えば、自分の顔。自分の顔が自分に向いているか向いていないかっていう話自体おかしい。これが一番多いのが頭が痛い。よくよく考えれば分かると思うんだけどなぁ。。。ビブラムの指の長さの割合とかが合わないとかなら分かりますけどね。 でも殆どの人は裸足自体自分に向かないっていう考えをお持ちのようです。

2位 初心者の私には無理

→本当は初心者こそ向いている。ずっとやって来た人で走り方が酷くなってしまっていると修正するのは至難の業。初心者はそもそも走りが出来ていないから。最初が肝心とは良く言ったものです。自分の周りでは初心者の人で問題があった人はかなり少ないです。どちらかといえば、ガチランナーの方が怪我をする確率の方が圧倒的に多い感じです。これは本当に完全な誤解。でもこれが何故起きるのか。それは今までマーケットで薄底シューズ=上級者用と洗脳され続けてきたから。全く普段走っていない72歳になる母がトレイルで裸足の部5km全く問題無く走りましたが、じゃあ母親はサブスリーランナーを超える超上級者なのか? ちなみに年配の人で裸足やビブラムで全く問題無く走れる人は多い。

3位 既に膝が痛いのに(もしくは足が痛いのに)、クッションなくなったら更に痛くなる

→これはもう既に研究でも、裸足で走っている人達の方が膝にかかる負担は遥かに少ない事は立証済み。これはやっている人で体感している人はもの凄く多い。でもやっていない人はこんな事あるはずがないと。信じない。確かに裸足で走る事で膝の負担が減っているわけではないのですが、結果的に減る可能性の方が遥かに多い。何故なら足の裏にはメカノレセプターという圧力を感知するセンサーがあるから。 なんで手のひらや足の裏は神経がツボが密集しているの考えて欲しい。まあ言ってみりゃ、その人のフルマラソンのタイムとクッションのいる量は比例しないという事。走りの質が上がれば上がる程必要無くなる。だから走る質での話だったらまだ分かります。ただこれとタイムは直接結びついてはいないので説明しずらい。

4位 怪我をするという噂をよく聞く

→これ、怪我をしている人の話をよくよく聞いてみると殆どの人がいきなり10km以上走っている。しかも普段のペースで。どれだけ今の現代人の足腰が退化し、走りの質が落ちているか気づいていないのでこういう事になってしまう。自分自身をちゃんと把握して欲しい。そして怪我をしたら自分に向いていないと。自分の走りが悪いと認めたくないのか。全部人のせい、物のせい。

5位 速く走れない

→そりゃ、いきなりは無理でしょう。

6位 周りにやっている人がいない

→日本人の性質上、これはかなり問題です。

7位 恥ずかしい

→6位と同様

8位 走り方を変える必要があるのが嫌

→そう、今更。だから初心者こそ積極的にやるべきなのです。上級者はちょっとだけ定期的なメインテナンス的な感じでも取り入れて欲しいなぁ。

9位 そもそも興味無い

→こういう理由なら自分も納得。皆それぞれに興味を持つ所が違います。こんな人に取り入れて欲しいとはそもそも思いません。

10位 興味はあるけどやるならちゃんと教えてもらえる機会がない

→これはこれからの課題。ただこれ敢えて10位に書いてありますが、それだけ需要が無いんです。殆ど人が来ませんからね。今では滅多に自ら首都圏ではやらなくなりましたが、これも単純に需要と供給の問題。まあ一般ランナーにとってのこういった事に対する優先順位が低いんでしょうね。自分以外にも裸足ラン教えている人はいますからね。でもそんなに人が大勢来るって聞いた事がありません。もっと色んな所でクリニックとかやればいいのにって。本当によく言ったもんだって思います。実は全国から講習会やって欲しいっていう依頼が来ますが、元々学校など人がいる所に行く場合は別ですが、普通に公募で募集かけても本当に興味を持つ人は少ないんです。これは依頼をしてくれた主催の方が毎回ビックリします。こんなに興味持つ人がいないとは思わなかったって。なんかネガティブに聞こえたらごめんなさい。ただ、これは自分が実体験として、世界で誰よりも恐らく裸足ランの講習会を行ってきている立場として思います。

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

8 Comments

  1. Giuseppe · 2014年2月21日 Reply

    お疲れ様です。話を読むと見事なずっこけぶりのようですね。
    メディアに取り上げられるときはそれなりに盛り上がってる感を感じますが、世間に出るとこんなもんなんでしょうね。いや、応援してるんですよ。

    私も昨年の東京マラソンを走った後から裸足&裸足感覚シューズ(たびぐつ:ホームセンターで980円也)に転向し、現在に至っています。といってもここ数ヶ月は月に1~4回(各6~10km)くらいしか走っていないのでランナーとはいえないかもしれません。

    それでも1月に千葉マリンマラソンというハーフに出ました。気温によっては裸足でチャレンジ?とも考えたのですが、かな~り寒くて”たびぐつ”で走りました。実は一週間前に、「まあせっかくのレースなので、東京マラソンで使ったシューズ(アシックスの中上級用モデル)を久しぶりに履いてみるかな?」と思い、練習してみたのですが、なんかフワフワしちゃって踏み込み方がわからなくて、普段は痛まない大腿筋群が筋肉痛になってしまいました(裸足だとふくらはぎが痛くなります。あ、いつも久しぶりであるための筋肉痛ということです)。このためやはり普通のシューズはやめとこうという結論に至ったのでした。

    そんな私は、「なぜみんなに無視されるのか」の理由についてこう考えます。
    ・変な人っぽくみえる。
    ・だってみんなやってないじゃん?
    ・危ない、汚い

    今の日本ではみんながやってないことをするのは個性でなく変態性です。変に思われるマイナス分を上回るメリットを印象付けないと、最初の一歩を踏み出さないのでしょう。
    あと、裸足で走る場所がなかなかないですよね。皇居の周りを裸足で走る気にはなれないし、もちろん一般の道路、歩道も。私は千葉の青葉の森公園というところで、1周2kmのアスファルト&タイルコースを走っていますが、今のところ近所でほかに裸足で走れる場所が見当たりません。
    前途多難ですよ。いや、だから面白いのでしょうか。

    • Yoshi · 2014年2月22日 Reply

      コメント有難うございます。マイナス面を打ち消すメリットはもう十分に証明されていると思いますが、それを受け入れるだけの。。。って書くと反感買うのでこの辺で。

      あと裸足で走れるところは少ないって言うのはただの言い訳で実際は結構あります。そして例えそう思ったとするのであればせめてベアフット系シューズで走って欲しいですね。少なくとも少しは。まあメディアは認知度を広めてくれましたが理解が広がらなかったですんね。まあこのメリットは本当に説明が難しいんですよね。言ったもん勝ちでいいのであれば何とでも言えるのですがそれはしたくないですね。

  2. フルトラマン · 2014年2月21日 Reply

    11位 デザインが変
    というのも是非入れてください。
    一般市民ランナーにとってはシューズのデザインも結構重要なのです(笑)

    • Yoshi · 2014年2月22日 Reply

      デザインって本当に不思議で、恐らく有名なモデルがオシャレって言って履いちゃえばオシャレになっちゃいますよ。これは特に日本人は。こんな変なデザインがって思われるのが、誰かがいいって言う事で急に売れますからね。なので見た目っていうのは。。ベアフット系シューズはビブラム以外もいっぱい出てますからね。

  3. Nabe · 2014年2月23日 Reply

    こんにちわ。これから通勤途中にランニングをしようとしている者です。
    帰りに持ってるVFFを使うもりです。
    ランニングに関しては初級の入り口なので(左膝が痛いことがあるのですが…)怪我をしないように歩きから始めたいと思っています。

    • Yoshi · 2014年2月25日 Reply

      Nabeさん
      まさに最初が肝心ですので少しづつやっていってくださいね。頑張ってください!

  4. マラソンマン · 2014年2月25日 Reply

    故障の治りがけに裸足でジョギングをします。
    オールウェザーのトラックなどで一歩一歩踏みしめながら。
    つま先から伝わってくる情報がそれぞれの部位に連続してきますので、チェックしやすくなってきます。
    もともと(中学・高校)裸足の生活をしていたせいでもあるのでしょうが。
    ベアフット系シューズは未経験ですので、一度試してみたいとおもっています。

    • Yoshi · 2014年2月26日 Reply

      そう、そういう情報って怪我しているしていない関係なく大事ですからね。特に怪我をする人達にはやって欲しいって思っています。 もし首都圏にお住まいでしたら3月1日に行うベアフットシューズ7種試し履きが出来るイベントがあるのでご参加ください。hadashirunning.jpで色々とイベントが載っています! 

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