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裸足ランへの大反発:反対派が結局のところ正しいの?(ヒント:そんなことない)

裸足ランへの大反発:反対派が結局のところ正しいの?(ヒント:そんなことない)

明日山口県のセミナーパークで裸足ラン講習会&9kmタイムトライアルが行われます。というわけで、人生初の山口県!なんだかわくわくします。っていっても観光している時間はありませんが。 それにしても、このトップ画像にも載せましたが、99%フカフカの芝生で1周3kmで緩やかな起伏の続く最高のコース。走り方を学ぶという意味ではそこまでの効力はないかもですが、裸足で走る気持ちよさを体験するには最高の環境です。

さて、タイトルの表現で気付く方もいると思いますが、再びアメリカからの情報です。裸足ランの効果を証明する研究が次々と発表されているアメリカ。そんなにすんなりと認められているわけではありません。この記事の中に、今のアメリカの裸足ランが置かれている状況が読み取れるのかなぁって思って書いてみました。ちゃんと原文で読みたい方はこちら

ではざっくりと訳していきます。

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最近2-3日に一度ぐらいの頻度で読者の方から、裸足ラン反対派が増えてきていることを心配してくれているメールが届いています。メディアは裸足”ブーム”のことをこれまでは毎月のようにポジティブな記事として掲載してきたのに、今度は危険な事というようになってしまいました。よくあることですが、何かが広く知れ渡ったり、人気が出たりすると、人の興味を引くために今度は攻撃し始めるのです。いい研究結果が出てきたとしても、その結果をどう解釈すれば人々の反発を最大限に出来るかと考えるのです。例え作り上げることが必要だとしても、メディアはいい”反発”を好むのです。

そのためには見出しも結構重要です。こんな記事が出てきています。

裸足ランで怪我が流行る” (ちなみに、このサイトで2番目にアクセスが多いのが”足底腱膜炎を治す5つの方法”で、3番目が”膝の痛みの克服の仕方”なんです。)

なぜ裸足ランは殆どの人にとって良くないのか” (勿論これはランニングシューズのショップの店員が書いているのです。)

裸足ランが一番いいのか?新しい研究でそうでないことが”(そりゃ、新しい研究はそれ以前のものを否定するようなデータを出してくるでしょう)

裸足ランの広がりに陰りが”(これは賢い記事だね!)

これらの記事に使われている裸足ランを落とし入れる作戦に使われている元になっている情報は以下の通りです。

”足病医や理学療法士のところに、裸足で走って怪我をして治療にくる人が激増!”

そもそもマラソントレーニングをしている9割が怪我をしているっていうデータがあるのに、これと何が違うのっていう話。

裸足ランを取り入れている人は皆ランニング効率を上げたり、速く走れるようになるためにやっている。 

って一体だれがそんなこと言ったの?裸足で走っている人のほとんどは、けがを減らすためであったり、裸足で走る感覚を楽しんだりするためにやっているんです。裸足や裸足系シューズで走っている人のほうが走っているときの気分がいいというデータもあるし、更には、ランニング効率が上がるというデータも出ているんです。

エリートランナーでの裸足のデータが欠けている

そりゃそうでしょ。裸足で走る事はパフォーマンスを最大限にあげるためではないからです。エリートランナーが取り入れるかどうかではないのです。エリートランナーは結果のために健康を犠牲にもするのです。シューズは体が本来出来る以上のことをさせるのです。もし、お金をもらうプロだったらそれでもいいですが、もしそうでないのならば、走る事は楽しいことであり、健康を促進するようなものであるべきです。

ジャーナリストがよだれをたらしながら、反発しあう両サイドの意見を戦わせているのです。研究者は単純に裸足で走ったらどうなるかを知りたいだけなのです。その結果も妥当なのです。

それでは、最新の裸足ランの研究を見てましょう。そこに本当に書かれていることが何なのか。

研究その1:ランニング効率が踵着地とフォアフット着地でどう変わるか

アンチ裸足の記事であればこう書くでしょう:踵着地はフォアフット着地より効率が良い

研究に実際に書かれている内容は:普段から踵着地しているランナーと普段からフォアフット着地しているランナーでのランニング効率の違いはありませんでした。しかし、フォアフット着地を普段からしているランナーが踵着地に切り替えた場合と、踵着地を普段からしているランナーがフォアフット着地に切り替えた場合では踵着地をしていてフォアフット着地に切り替えたランナーのほうが効率が悪いことがわかりました。しかしこれは驚く内容ではありません。フォアフット着地はなれるのに時間がかかるからです。特にずっと踵着地してきたランナーにとっては。踵着地しているランナーがいきなりフォアフット着地にすると、上下にバウンドしてうまく着地のエネルギーを推進力に変えることができないのです。上下に動くと無駄にエネルギー使ってしまいますからね。

研究その2:筋電図と脛骨(すねの骨)に裸足で初めて走ろうとした場合の衝撃

裸足反対派の記事であればこう書くでしょう:裸足ランニングはランナーにとってふくらはぎに負担をかけ、脛骨に衝撃がくるので”体に悪い”。

この研究で実際に書かれている内容は:裸足ランニングのスタイルは”最終的には怪我が減る”可能性があるが、シューズを履いて踵着地をしているランナーは慎重にこのプロセスを踏まなければいけない。

研究その3:裸足感覚シューズでの怪我:3人のケース

裸足反対派はこう書くでしょう:裸足感覚シューズで走ると怪我をするリスクが上がるでしょう

実際に書かれている内容は:”これら3人のランナーは移行期間を省いていきなり裸足感覚シューズに移行した。裸足感覚シューズに移行する場合は少しづつ行うことを勧めます。

ということは、裸足で走る事は全く安全なの? 心配することは何もないの? そんなはずないですよね。誰もそうだとは言っていません。そもそも本質的に安全というものはありません。どうやってするか。ただそれだけです。

裸足ランは万能薬ではありません。怪我がしにくくなるわけではありません。もっとアプローチの仕方に敏感になるのです。

そもそも私は人間が裸足、シューズ関係なく長い距離を走るようにできているかどうかはわかりません。ただ、人間が長い距離を走る事は可能だし、してきたのも事実です。しかしグロック(我々の先祖?)はマラソンのトレーニングはしていません。ただ単に長い距離を走りたかったわけでもありません。長距離を走る事は食べ物を確保するために必要にせまられてやっていたのです。一時的なイベント的に長距離を走ったりしたのです。定期的に走っていたわけではありません。限界があるのです。その限界は人によって違います。もし走り続けたら怪我をするのです。裸足で走る事でその限界がどこにあるのかを教えてくれるのです。もし裸足ランをやりすぎたら、足にくるのです。足裏が痛くなったり、足の筋肉がいたくなったり、その周りが痛くなったり疲れてきたりするのです。それが特徴なんです。欠点ではないのです。足裏がやめるように教えてくれるのです。休むように言ってくれるのです。そうしなければ重度の怪我をする可能性があるのです。シューズがそのメッセージを絶ち、まだ走れるんじゃないかって思されてしまうのです。

裸足になるだけでは完ぺきなフォームは身に付きません。練習しなければならないのです。専門家に習おうと、自分自身の体験で学んでいこうと、裸足で走ることも、歩くことでさえも学ぶ必要があるスキルなのです。

私はかつて、裸足やビブラムを履いてビーチを走れば自然と必要に応じて踵着地をしなくなると思っていました。でも必ずそうなるとは限らないのです。裸足感覚ランニングに人気が出てきてはっきりしましたが、裸足感覚の薄底のシューズでも踵着地のままでいる人がいるのです。裸足感覚や裸足で踵着地をすると、クッションの効いたシューズで踵着地をするより遥かにダメージは大きいのです。

裸足で走る事はずっとシューズを履いてきた人たちにとってはとても大きな変化なのです。

 

裸足で走る事が自然と感じる人が多くいるかもしれませんが、自然と感じるからといって、足が弱くなっていないわけじゃないのです。徐々に慣れていかないといけないのです。特に裸足で走ろうと思っている人は歩くより遥かに負担がかかるので気を付けないといけないのです。

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要は、裸足で走るメリットというのははっきりとしている。ただ、今までずっとシューズを履いて来ていきなりやると怪我をする。だから少しづつやりましょう。でもただやるだけではなく、ちゃんと裸足で走る(もしくは歩く)というスキルを学びなおしましょう。

って言いたいんだと思います。 でも本当に物凄い数の文献が出てきていて、それに連動して色んな記事が出てきているんですね。で、自分が面白いって思ったのは、足病医のところに裸足で走って怪我をしてくるランナーが急増!っていうとこ。なんか如何にもありそうな記事なので。そもそもランニングで怪我をしてくる人がどれだけいるのかっていう話ですよね。

いずれにしても、今は日本ではまだまだ少数の人しか取り入れていませんが、少しづつ広がっていくと思います。長い目でみましょう!

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

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