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東京マラソンの裏で知られざる心温まるストーリー 原住民マラソンプロジェクト!

東京マラソンの裏で知られざる心温まるストーリー 原住民マラソンプロジェクト!

日本ではメディアには掲載されていなかったが、裏でこんなストーリーがあった事を覚えておいてほしいと思ったので書いておきます。

ロブ・デ・カステラ(豪)と聞いてピンとくる人はどれだけいるんだろうか。あまりオーストラリア人でマラソンが速い人がいるっていうイメージを持っている人は殆どいないと思います。そんなオーストラリアでは伝説の男。 日本で言う瀬古選手のような存在。彼も瀬古さん同様オリンピックでは金メダルを取る事は出来ませんでしたが、1983年ヘルシンキの世界選手権で金メダルを取っています。因みにトップ画像に掲載した一番右の人がカステラさんです。

その彼がなんと昨日行われた東京マラソンに来ていたんです。その時の画像を掲載しました。きっと、オーストラリアのトップ選手を連れてきたんだろうなって思うかもしれません。でもそんな話では全くないのです。自分もオーストラリアに一年いたので色んな話は聞いていたのですが、オーストラリアの原住民であるアボリジニの人達。この人たちを救おうと立ち上がったのです。元々昔からオーストラリアに住んでいたアボリジニの人達。イギリスの占領で。。。ここは長い話になるので省きます。酷い扱いを受けてきたという事で今では政府から皆、助成金をもらって生活しています。ただ、アボリジニの人達に必要だったのはお金ではなく教育や仕事。でもお金だけ与えられてきたので働く必要もなく、麻薬やお酒におぼれたり、性犯罪や暴力などとても重い問題を多く抱えている事は聞いていました。この現状をなんとか変えようと立ち上がったのがこのカステラさん。アボリジニの人達もきっとトレーニングすればケニア人のような凄い選手になれるのかもしれないと。 そして、彼らが自分たちの力で自分たちの生活を出来るように。麻薬やお酒におぼれるのではなく、健全にマラソンに力を入れて元気になってもらいたいと。  そうやって出来たのが原住民マラソンプロジェクト!!! こんな素晴らしいプロジェクトが立ち上がっていたのです。

カステラさんが色々とかけあって、この活動にスポンサーを募り、選手の旅費などを集めて、トレーニングして初めて挑んだのが実は去年の中止になってしまったニューヨークマラソン。 全てお金を使いはたしてしまい、再びもう一度集め直して出場したのが今回の東京マラソン。 そう、このプロジェクトが立ち上がって初めての海外でのレースに参加したのがこの東京マラソンなんです。しかも、このうちの一人はトレス・ストレイ島出身で、この島の原住民として初めてマラソンにチャレンジしたのです。これは本当に凄い事なのです。

カステラさんのトレーニングを頑張ってやってきました。皆3時間以内を目標に頑張りました。寒さなども影響し、経験も殆ど無いままという事もあって結果は3時間8分、3時間14分、3時間27分。それでも家族や親友、そして自分のため、アボリジニの人達のために彼らは頑張りました。 カステラさんのプロジェクトは始まったばかり。彼らや彼らの後輩が世界のトップクラスのランナーになってくれる事を期待しましょう!

自分の文章力が足りないのですが、これは本当に素晴らしいプロジェクトです。 彼らのプロジェクトについてはこちらで見れます。子供達皆裸足でトレーニングしてます!!!

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

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