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ウルトラトレイルに走るトレーニングは必要ない!?

ウルトラトレイルに走るトレーニングは必要ない!?

ようやくウルトラトレイルレース関係が終了しました。トレランを普段やっているわけでもないし、そもそも走るのも週に1回走るか走らないか程度なので、ハセツネ71.5km、Vibram香港トレイル100km、The Northfaceタイトレイル100kmと1-2カ月に一本の割合で出るのは無謀じゃない? っていう周りの声もなんのその。

全て無事に完走。どれも気づいてみればトップ5~10%でゴール。明らかにトレーニング量が必ずしも結果と一致するわけではない事が証明出来ているのではないでしょうか? 特に猛暑の中行われた12時間40分でゴールしたタイトレイル100kmに関してはチップを途中置いてきてしまい、30分以上ロスしながらも12時間台でゴール。

昔は月間300kmぐらい走っていた時もあったのですが、その時とは比べ物にならないぐらい心肺機能は落ちています。なので長い距離になればなるほど走れなくなるはずなのですが、そんな公式が当てはまらない。というわけで、3回ウルトラを走ってみてウルトラトレイルを走るのに必要な要素を大切だと思う順に書いてみました。

1 体調
一度だけ食中毒の状態でレースに出場し、棄権した事があるのですが、その時は水も受け付けず明らかに体が変な感じだったのもあり。要は体が元気かどうか。(持久力とは必ずしも一致しません)こればっかりはどうしようもない。逆に言うと体調が悪い時は棄権する勇気が必要。これは周りに迷惑がかかる気がします。体調が悪いなって思ったら早めにリタイヤ!←これ結構重要

2 集中力
これは自分の中ではっきりしています。たまに公園を走りにいくのですが、2-3kmも走ると、“あーもう無理”ってなって走れない事が多々あります。一人で走ってるとバカバカしくなってしまう。でも、レースの時は何故か集中しています。なんだろう、あの感じ。勿論、途中ダレたりしますが、走っているときはかなり“無”な状態で走っていると思います。 あ、これに関連して睡眠もかなり重要。寝不足で走るとこの集中力がかなり落ちてしまいます。ここ最近レース慣れしてきているのもあり、集中力が上がってきている気がします。

3 呼吸
 トレーニングを殆どしていない自分だからこそですが、上りになると一気に息が上がってしまいます。普段から山行ったりするわけではないし、普段もエスカレーターやエレベーターがあれば迷いなく、階段ではなく楽な方を選択します。超一般的!w で、息が一気に上がった時には腰を据えてよく休みます。一度上がってしまうと動きながら呼吸のコントロールが難しいので、一度整えてから再び動き始めます。あとは、手を後ろで組んで思いっきり胸を開いたり。そうすると結構楽になります。

4 栄養
これは自分の中で模索している所。そりゃそうだ。自分はウルトラの経験はかなり少ないので。言ってみれば初心者。ただこれは相当重要。何故なら、体力が明らかにない自分にとっては大体20-30kmしたら一気にペースが落ちるんです。しかし、そこからまた復活して走っていたりすることが多々あるんです。あれがあるから、ウルトラって体力関係ないんじゃない?って思ってしまいます。体力がそんなに重要なら、自分はあのまま落ち続けるはず。でも落ちずに復活したりする。今はその時に何を食べて、飲んだかなんて記憶する余裕もないのでどうすればいいのかっていうのはわかりませんが、飲むタイミングや量、食べる物や量、これはパフォーマンスに相当影響与えていそうです。これは本当に難しいというか経験。こういった理由での練習というのはありな気がします。やらないと分からないので。また痙攣するかしないかもここも大きく関わっているような。呼吸もですが。実はタイのレースでは人生初のウルトラで痙攣が起こらなかったんです。今回がたまたまなのか、何なのかは分かりませんが。

5 胃の強さ
これは鍛えられるのかどうかは不明です。ただ、レースに出ている人を見ていて胃腸がやられる人が意外と多いなっていうこと。そしてその傾向に共通点があるわけでもないという事。なのでこういう食事をしていれば大丈夫!みたいな法則が無さそうな感じがします。そして自分は食中毒で出たレースを除いては胃の問題は今の所ないのでこれも大きい要素かなと。水を受け付けなくなったり、補給食を食べて吐いたりした事は基本ありません。あと、結構厄介なのが、レースになると胃がやられるという人。練習では全く問題ないのに。これって精神面? どうなんでしょう。

6 身のこなし (敢えて順位を落としています。偏らないためにもw)
ここは自分がやっている裸足ランニングにも関連してくるところ。如何にガタガタな道をスムーズに走ってロスをなくすか。これが自分が同レベルのランナーに比べ長けている所だと思います。実はこれ実験のデータでも証明されています。こればかりは最初から持っている人もいますが、自分の場合は時間をかけて気づいたら身に付いていたんだと思います。この身のこなしがあるからこそ、トレイルの練習をしなくても安定した走りが出来るんだと思います。これって本来であればトレイル走っている事によっても自然と身に付きやすいのですが、最近はみんなアイテムに頼りすぎている人が多くて身に付きにくいんだろうなって思います。その身のこなしは下りで顕著に出ます。ドカドカ言わせながらかっ飛ばす人。そして急に止まれない人。スピードのコントロールも身のこなしの一部だと思っています。それから、これに関していえば、やはり途中で足が痛くなったり膝が痛くなったりして走れなくなる人が多くいるのも事実。これもやっぱり身のこなしが大きく関わってきていると思います。

それから、これはトップ選手からもよく聞きますが、リズムやタイミング。このリズムやタイミングを掴んでいるかどうかで相当パフォーマンスに影響すると思います。これは恐らく0か100か。これを掴むための練習という意味でも練習はありかも。

7 環境への順応性や相性
今回のタイで改めて思いましたが、自分は暑さには殆ど影響を受けないけど、寒いと大きく受けてしまうという事。去年の香港トレイルでは氷点下になったりして体が動かなくなってしまいました。あの時だけは順位もかなり落としています。確かあの時はタイ人の人達のリタイヤ率が半端なく高かったのを覚えています。これは生活環境とか個人差とか色々あるでしょうね。暑さに強い、寒さに強い、標高が高いところに強いなどなど。ケニアの選手も言っていましたが、標高が変わってもタイムがほとんど変わらない人もいるそうです。

8 トレーニング量
やはりこれもあるに越した事はない。そう思うのが急な上り坂。自分は上りが弱いって思いこんでいましたが、単純に歩くのが遅いっていう事に気づきました。上りでも走っているときは順位を落としたりすることはないのですが、歩き始めた瞬間にありえないぐらいの勢いで抜かされていきます。この急な上りをある一定のスピードで上り続けるにはトレーニングが必要な気がします。また、この歩きにもリズムやタイミングがあるんだと思いますが、これは自分は掴んでいないんですよね、明らかに。。。

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あ、何も練習は必要が無いという事を言いたいわけではなく、ウルトラってそれ以外の要素の方が遥かに大きく占めてそうという事。勿論練習をすることでその他の要素も一緒に上がってくる事もあると思います。とりあえず距離さえ踏めばというわけではない事だけは言えると思います。

そうそう、装備に関してですが、自分は本当に最低限。必須アイテム+電解質ぐらい。装備にかけている費用も最低限。
靴下→提供してもらっています
シューズ→ビブラムなのでお金がかかっていません
リュック→もらいました
ヘッドランプ→2000円ぐらいのかなり暗いやつ。これは正直高くていいやつが欲しい。。。
Tシャツ→300円で買った綿のTシャツ、もしくは裸足ランニングクラブTシャツ(綿が基本)
短パン→アウトレットで買ったので1500円ぐらい
笛→これは100均とかで買っとけばよかった。以外とかかった気がします
マップ→通常大会からもらえます

クッション無し、アーチサポート無し、テーピング無し、ストック無し、機能シャツ無し、タイツ無し、時計基本無し、トレーニング殆ど無し

アイテムには殆どこだわっていないし、食事とかもそんなに変わった事はしていません。いたって普通です。

こういう人もいるんだぐらいに思ってもらえればなと思います。

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

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