トップ画像はMANさんが裸足のグループに掲載していたNYタイムスのキリアンの画像です。今裸足ランナーの間で話題になっている足親指の背屈角度。キリアンの左足親指がかなり背屈しているのが分かるでしょうか?
というわけで今日はこの親指の背屈について。
運動生理学などを学んでいる人達なら聞いた事ある言葉だと思いますがWindlass Mechanismご存知でしょうか?
“Windlass mechanism は、踵骨底部から足趾基節骨に 付着する足底筋膜が踵離地時の母趾背屈とともに巻き上げ機の ように働き、足アーチが強化されて、足の剛性が増して、前方 への力を効率的に伝えることができるのである。”
要は足親指が背屈される事によって足裏のバネが強くなり、エネルギー効率が良くなると言う感じでしょうか。
厚底のシューズ履いたらどうなると思いますか? 当然足親指の動きが制限されますよね? シューズは足の動きを制限するっていうのはまさにこういう事を言うんだと思います。
これ実はこの前の金子助教のデータにも現れていたし、以前に記事にした慶応大学の教授も似た様なデータを取っています。で、結果は? 皆さんの予想通りです!w
あ、松じゅん先生のダイナミックアーチ、思い出しましたか? あれはこのWindlassメカニズムを強化するためのものだと思います。
足親指一つにしても、やはり足って良く出来ていますよね。知れば知る程裸足で運動する事、動き作りをする事が理にかなっている事が分かってもらえましたかね。長い距離は無理でも少しづつ注意して行って欲しいものですね。
因に別に背屈角度が大きければそれでいいって言うものでもないのでちゃんと身体の連動性なども大切にしてください。
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