重要と付けたのはあくまで競技として裸足で走りたいという人向けの話しですので、トレーニングで裸足で走ったり、そもそも裸足で走っていない人には無関係です。
かすみがうらマラソンで裸足ランナーが全国から集結する事になりました。仕事などで出れないかもしれない人も含めエントリーしている人は70名ほど。凄い人数が集まる事になりました。5000m14分台の選手から制限時間いっぱい使って完走を目指す方まで幅広く参加します。
そんなわけで、ここで改めて陸上競技としての規則と規定について書いておきます。
IAAF 国際陸上連盟とは陸上では一番強い所。ここで細かい規則や規定が決められています。公正に競技が行われるために。どんなスポーツでも必ずありますよね、ルールが。 さて、そのIAAFでは履物についてどういうルールになっているのか。
そのまま原文を添付します。
アスリートは裸足でもシューズを履いても、もしくは片足だけ履いて競技をしてもよい。競技をやる上でのシューズの目的は足の保護や安定性を提供し、地面をしっかり捉えられるようにする事である。しかしながら、シューズは履く者に如何なる不正な利益を与える様な物であってはならない。シューズの紐は付けてもよい。全ての競技用のシューズはIAAFによって認可されなければいけない。
(完全に自分で勝手訳しているので基本は原文を自分で訳してください)
これ客観的に見れば裸足で走る事が基準になっていませんか? 何故なら裸足でもシューズでもどっちでも競技していいけれど、履くんだったら不正なシューズは履くなよ!って言っているだけだから。
(注意:国際トライアスロン連合 ITUでは裸足は禁止となっています)
陸上選手の多くはシューズの方が絶対速いって思っているかもしれませんが、そもそもその発想が違う気がします。クッションに関しては、まあ100歩譲って保護としていいかもしれないけれど、速く選手を走らせるための反発性を与えるのはこの考えからすればそもその発想がずれている気がします。ただし、結局のところ反発性があったとしても、それをどこまで許すかはIAAFが決める所。これもルールですからね。
さて、一般の大会は?それはその大会ごとに異なります。 が、この大会はIAAF公認コースでもあり、規則に関しても
と書いてあります。日本陸上連盟の規則の履物の所はIAAFと全く同じなので、すなわち規則としてオッケーですよ!と言っている事になります。
なので大会側としては“出来れば遠慮して欲しい”ということはあるかもしれませんが、このレギュレーションを“禁止”にする事は難しいと思います。
あとは周りの人がどう思うか。目立ちたいだけなんでしょ? とかうっとおしいって思っている人もいると思いますが、目立ちたいというよりは、裸足で走る事は全く特殊な事ではないという事を知ってもらいたいです。
あ、この気持ち、マイノリティーの時と一緒かも。自分は海外にいたので何度も色んな場面でダブルマイノリティーで差別などを受けているのであの時の気分にちょっと近いかも? 何も悪い事していないし、他人に迷惑もかけてませんからね。
何かを変えていく時は必ず逆風も強く吹く物。でもその度に躊躇していたら何も変わりません。
裸足でロードレースを走る事を自分は勧めてはいませんが、走りたかったら普通に走れる様な環境になって欲しいと思います。
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