ケニア人長距離選手の生理学的・バイオメカニクス的特徴の究明
~日本人長距離選手の強化方策を探る~
榎本 靖士
こんなタイトルの研究が目にとまりました。そしてこの中に自分にとって面白いなってい所を抜粋しておきます。
VO2Maxという最大酸素摂取量は日本人選手とケニア人選手では差が無かったが、1分340m(時速20.4km)というスピードでのVO2レベル(酸素摂取レベル)を比べるとケニア選手は圧倒的にそのレベルが低かったというところです。
これで気づく人いますか?
VO2Maxは基本的にはその人の持久力を表しているようなもので数値が高ければ高いほど持久力があるといわれています。
でVO2のレベルをある一定のスピードで測っているというのは、単純に
ある一定のスピードで走っている時に、どれだけ酸素をその人が使っているか。
ということは、
日本人選手とケニア人選手の有酸素パワー的な物(その人が持っている
自久能力)は違いはないけれど、実際に走るとケニア人の方が圧倒的に効率よく走っているという事です。
って事は言ってみりゃぁ、持久力の身体能力に差はなく、如何にケニア人の走り方(体の使い方)が良いのかっていうのがはっきりわかってきませんか?
ここで大事になってくるのが研究的な数値では表現しきれない感覚的な体の使い方があると思います。足を引き上げる感覚。 これもその一つです。
これは外側から計測しても出てきません。(おそらく。できたとしても相当難しい)
そういう意味でやっぱりケンボブって凄いなって思います。研究のデータとかではなく感覚だけであそこまで走りを理解している。研究者もこういった感覚を考えている人達と協力してやってもらいたいなって思います。 ケニア人は子供の頃にずっと裸足で走ったりしているので無意識でやっていますからね。それをケンボブは言葉でかなり正確に表現しています。
偏平足になって感覚がしっかりと伝わってこない上に、厚いシューズを履いて
さらに無感覚。この感覚抜きでランニングは語れません。
気づけ、日本のトップランナーよ!
自分はそういう意味で身体能力的なものと実際に走る時に使う酸素の使用料を
見れば相当効率がいいことがわかるはず。データとってもらおうかなぁ?
その証拠に月間走行距離50km前後でもハーフマラソンぐらいまでなら1時間20分前後で走れますからね。 フルは。。。。笑) はい、もうちょっと走ります。すいません。
この記事にいいなって思ったら是非下のアイコンをぽちっと押してください。