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アフリカ勢の着地の位置の違い

国内トップレベルの選手と国際トップレベル(アフリカ勢)の選手での着地の位置の違いを集計した研究がありました。距離別で、1500m、5000m、10000m、ハーフマラソン、フルマラソンに分かれて集計もされています。

因みに実験自体はキロ5分。この選手達にとってはかなり遅いスピードで測定され、また計測の時は裸足で着地の位置を調べています。
とりあえずキロ5分というこの選手達には遅いペースでも踵着地はかなり少ない事が分かるかと思います。

国際レベルの選手の合計では
フォアフット13名、フラット24名、踵6名
国内レベルでの選手の合計では
フォアフット54名、フラット116名、踵26人

フラット着地をしているランナーが遥かに多いのが分かりますね。そして、一般ランナーもこういった影響を受け、最近はフラット着地を意識しているランナーが多いというのは感じています。

そうなると、やっぱりどう考えてもシューズの構造がおかしくないですか? “最低限”シューズはクッション性があるか無いかは別にしていわゆるゼロドロップが一番多くなければおかしい。 もしクッションが必要っていうのであれば、せめて底全体がフラットで分厚いシューズを履くべきなのではないでしょうか? 消費者がもう少し賢くなってもらえたらなぁ。と思います。

そして、これは前にも記事に書いた事はあるけれども、私はフラット着地しています!と、いかにも流行的な捉え方で自身満々に答えている人を多く見かけますが、踵が上がってしまっているシューズで足がフラットに着地するという事は物理的にあり得ません。厚ければ厚いほど、自分の感覚と実際にどうしているかのギャップが大きくなります。研究でもフラット着地をしていると思っている一般ランナーの殆どは踵着地になっているっていうデータもあるぐらいです。

っと、一般的な記事を書いてみましたが、着地の位置だけを変えようなんて事はしないでくださいね。体全体を上手く使って走ろうとした結果なので着地は後からついてくるもの。この研究で結論付けられている事の一つに、フォアフット着地の選手の方がパフォーマンスが高いと出ていますが、あくまで結果的にそうなっているだけで根本的な体の動かしかたが違うからフォアフット着地になっているという事を頭の片隅に入れておいて欲しいです。

ゴールは無意識でスムーズに走れる様になること。ですかね。

ではでは今日も裸足ランニングの応援宜しくお願いします。

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