この間の出来事もあり、未だに頭の中が少し混乱気味ですが、でもとにかく今は無事だし考えてもしょうがないので、今日の記事で一旦今回の件に終止符を。
昨日も含む3日間かけて、タイでかなり人気のある雑誌『A DAY』マガジンの取材や撮影がありました。取材を受ける中でいつも通り何故裸足で走るのかや、メリット、デメリットなどを色々聞かれました。ライフスタイルを取り上げる雑誌なので取材側もスポーツ全般に関して全く知識は無く、純粋に色んな質問をぶつけて来てくれます。二人に取材されたのですが、二人とも大学を卒業したばかりの新入社員。とにかく初々しい。そしていっぱい質問された中の最後の質問が、
‟WHY DO YOU RUN?” (何故走るのか?)
だったんです。とてもスムーズに進んで取材が最後大きくつまづいてしまう。しばらく答えれなかったんです。ずっと、うーーん。。。。って感じになってしまって。
自分はランニング自体が好きで走っているわけではないことは知っている人も多いと思います。んじゃ何故そんな好きでもないことをやっているのか? 仕事だからか? 自分の仕事は体の仕組みを説明したり、体の使い方の話をしたりがメイン。なのでイベントでも実際に走る距離は殆どが1~2km程度。体の使い方の基本さえわかっていれば、特に5km、10kmとかって練習する必要もないし、ましてやレースに出る必要もない。仕事という意味ではそれで成り立ちます。 勿論自分がかなりのタイムでフルマラソンとかを走れるようになれば、興味を持つ人が増えるかもと思っているのは事実ですが。でも優先順位はかなり低い。
そして考えた末に出て来た答えが生き残るため。もしくはいざという時のため。とりあえず今の答えはそんな感じ。走る質の事を自分は何度も言っていたけど、走る質が上がってくれば100mでも400mでもハーフマラソンでもウルトラマラソンでも速く走れるようになる。ウルトラマラソンとかを走れるようにするために、もしトレーニングをかなり積んでしまったら、そのこと自体で体にストレスがかかりすぎてしまうからそれは避けたい。だから最低限なのかもしれない。殆ど走らずしてどんな距離でもいつでも緊急事態に備えて走れるようにしておく。ある程度。震災なんかもそれの一つなんだと思う。長い距離の移動を強いられた人多かったのではないでしょうか? ハイヒール脱いで裸足で歩いた人も結構いたはず。 いつどこで何かが起こった時のために。
人は何故ほっといたら太るのかっていうリバーマン博士の記事を書いたのを覚えている人いるでしょうか?人はそもそも生きるために食べ生きるために長距離を歩き、時には獲物を追うために走る。 獲物を追う時は距離なんて決まっていない。とにかく食にありつけるまで走り続ける。そんな事をする必要もなくなって、飽食の時代が来た今、何もしなくても食にありつけるのでどんどん食べる。そして、いざという時に蓄えておくはずの脂肪が、今から冬眠でもするかのようについてくる。そしてずっと食が提供され続けるので太り続ける。自分も実際にお腹が出ているのでまさにここの部類に入って来る。もしくは入りかかっている。 恐らく今この時代に”糖質0食”が出てきているのはそういう事なんだと思う。糖質は運動するために、特に速いスピードで動く必要があるときに必要。そう、使うためにある。ランナーに囲まれているのでここが見えにくいんだけれど、殆ど一般の人はそれを使わない。不必要にいっぱい糖質を取っている。で感覚的に糖質は消費しないと色んな悪さを始めるんだと思います。食事と運動。これの本当の意味は糖質と運動なんだと思います。
うっ、話が反れてきた。要はいざという時に走れるようにしておく。そんな感じなんだと思います。少なくとも自分の場合は。レースはそれを一人でやるよりは安全に出来るんだと思います。常にサポートがいるので。 周りに人がいるので。そして、人と競うというのも一つのモチベーションなんだと思います。競いたい。 そんな理由でトレーニングもろくにしないのにいざという時のために、モチベーションの上がるレースという場に‟たまーに”出ていくんだと思います。
そして裸足で走るというのも一つの緊急事態を想定してというのもあると思います。もし家から何かしらの理由でシューズを履く暇もなく飛び出さなければいけない必要があったり。 そしてもし足を骨折をしたりした時のために、更にジェイソンがやっているようなファンクショナルトレーニングが役に立ってくるんだと思います。いざという時のために。何が起きても、どんな事が起きても、自分の身体を最大限に有効活用し生き残れる最善の方法を引き出していく。
なあんて、なんか大袈裟に書いたかもしれませんが、でも最近ずっと人の死を目の当たりにし、また生死の境も見たからこそ今はこういう気持ちになっているんでしょうね。明日になればまた変わるかもですが。w
で、最後に、ウルトラランナーはどうしてあんなに頻繁にレースに出るのか。。。前回の記事の渡辺さんの件もそうですが、彼の検査結果が出て、今も肝機能と筋肉の状態はかなり落ちている状態。ただ、スポーツ専門医が言うには、ウルトラマラソンをやる人ならレース後はこれぐらいの数値にはなるという。要はそれだけの負担を体にかけているという事なんです。ここまでして。それも頻繁に。そして安全にという意味では、この前のレースみたいなのはかなりリスクが上がる。人も殆どいない、距離も長い、極端に暑い。 自分もトレーニングせず、体調不良のまま出ているのだけれども、こんなリスクをたまに追うのはいいにしても、頻繁に追う必要があるのだろうか。 皆レース出すぎじゃない?って思うけど、それは本当に個人の自由。自分は自分で今まで通り、たまにレースに出てどんな距離でも走れるようにしておきたい(ただ走るだけの)トレーニングはそんなにしたくはない。走る事自体が好きなわけじゃないから。最低限のトレーニングで最大限のパフォーマンスを!
いつかは自分にも“とにかく走るのが好き!”っていう時が来るのかなぁ。。。 相変わらず反感買いそうな記事でごめんなさい。特に今はちょっと混乱中。でも次の記事からは通常どおりに戻します。こんな記事ですがもしよかったらブログ応援してください。下のマラソンアイコンをぽちっとワンクリックお願いします。