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裸足ランニング事情 日、米、中、泰の比較

アメリカ、日本、タイ、中国と裸足ランニングで渡り歩いて来たからこそ出来る自分ならではの比較。でもこればっかりは一個人の経験レベルでしか語れませんが、この経験を生かし今感じている事を書いてみようかなぁと。

アメリカ
裸足ランのムーブメントを引き起こしたアメリカ。2010年、2011年とあり得ないぐらいの勢いで一気に広まった。しかし、勢いがつきすぎて、ちゃんとした情報が行き届かず故障者も続出。ただ、今は完全に大きな地位を確立している、そんな感じだろうか。だからこそ多くの研究が次から次へと出て来ている。そしてシンポジウムなどでも大きな一つのテーマとして取り上げられている。今では情報も行き渡り、勢いは収まったものの、トレーニングの一つとして取り入れている人は多い。運動している人の多くはベアフット系シューズの一足ぐらいは持っている感じ。これは自分が裸足ランをやる前からいた友達も殆ど持っているのでちょっと驚きました。ただ、レースなどでは殆どいない状態。実際に大きなクラブ的な物は存在していないと思われるが、裸足ランのカリスマ的な人達が色んな所で活動していて裸足ランをこれからやってみようという人達にとっては色んな情報を色んな人が出してくれているので面白いと思います。 またイベントやクリニック的な事は色んな所で行われている。

日本
日本ではアメリカの影響で数年遅れてやってくると言われ続けたベアフットランムーブメント。メディアではアメリカでの情報を聞きつけ日本でもかなりの回数で色んな所で取り上げられたので、2010年春から2012年にかけてランナーを中心に認知度はある程度上がった。勿論やる人も今まで殆どいなかった事を考えれば増えたといってもいいかもしれない。しかし、日本には世界に誇れるシューズメーカーのアシックス社、ミズノ社がいるので、そう簡単には広がらないといった感じ。なので、一気に来そな雰囲気はあったけど、不発に終わった。 そう思っている人も少なくないと思います。しかし、今では裸足ランニングクラブが全国に6カ所でき、6月からは神奈川にもう一カ所出来るので、地道ではあるが再び少しづつ広まりつつあります。またここ最近、裸足ランニング研究会や裸足ランニング医事委員会などが立ち上がり、更に幅を利かせている感じです。クラブという意味では香川と大阪が勢いがある感じ。研究に関しては、裸足ランとなるとあまり無いのですが、裸足教育や、バランス感覚やリハビリ的な所ではポジティブな研究がされ続けています。子供に対してはかなり賛同する人も多い感じです。

タイ
バンコク在住の外国人の間で密かに広まり始めていた裸足ランニング。2013年に自分が裸足ラン講習会をやった事がきっかけでこれが一気に広まり始めた。2回目以降は毎回講習会は参加者が殺到するぐらいの人気ぶり。小さかったバンコク裸足ランニングクラブも一気に大きくなり、ランニングのメッカであるルンピニ公園では比較的頻繁に裸足ランナーを見る様になった。最近ではテレビや雑誌などでも取り上げられ、この勢いは留まる事を知らない。また、日本やアメリカとは違い、裸足ランを初めて大きな怪我をする人の報告はかなり少なく(筋肉痛などはあるにせよ)タイ国民の順応性の高さを思い知らされる。取り入れている人達の殆どは一般のロードランナーである所も日本とは違う感じ。またタイ周辺の国々では、そもそも普通に裸足で走っている人が多くいる国もあり、また隣のミャンマーでは国のトップレベルのランナー達が裸足でロードのレースに出ていたりするのも面白い。東南アジアのパワーを感じさせられます。裸足ランという意味では一番勢いがある国かと思います。よく裸足ランは日本やアメリカでは賛否両論という人が多くいますが、タイでは否定的な意見が全くと言っていいほど上がって来ないのも凄い所。要はマイナス勢力がいないという事。足を引っ張ったり出る杭を打ったりという事をわざわざしに来る人がいないという事でしょう。

中国
Vibram Chinaがあるので、ここが力を入れて日本よりも先にベアフットランニングのコンセプトを広げようと試ろんできている。しかし、色んな伝統があるからこその難しさを感じている。中国こそ人口も多く、武道なども昔から盛んなので裸足ランの受け入れはスムーズかと思いきや、意外と苦戦している感じだろうか。しかし、地道な活動で少しづつ理解が広まり始めているのでこれからと言ったところだろうか。タイと中国での講習会に来る人たちの参加者の違いはタイでは一般ランナーが普通に裸足ラン良さそうっていう感じで気軽に参加してくれている感じだが、中国では、色々と動きを勉強していている人達が来ているという感じ。13億人という人口がいるだけに爆発力は半端ない中国。何か起こった時の凄さは絶対中国が一番でしょう。なのでここの国のポテンシャルに期待! 中国こそ、動きのマスターがいっぱいいそうだが、こういう人達は恐らく表に出て来ないんでしょうね。今の所裸足ランのカリスマ的人材がいないみたいです。これからですね。

なんて、勝手に思う気ままに書いちゃいました。w
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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

2 Comments

  1. 長濱 · 2015年10月8日 Reply

    こんにちは。
    初めてコメントします。

    完全ではないですが、
    『ベアフットバスケットボール』を提唱して実践しております。

    まだ半年なのでこれからですが、概ね良好です。

    • Yoshi · 2015年10月10日 Reply

      素晴らしいですね。何かいい結果が出たらまた教えてください!宜しくお願いします。

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