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感覚の違い

世界トップレベルのケニア選手が裸足で走る事について一言、‟いいね!”

日本人トップレベルの選手が裸足で走る事について‟怪我するね!”

この感覚の差はとても大きいと思います。何故こんなに両極端に答えが分かれるのか。これは動きが分かっているかどうかの違いだと思います。日本人の年輩の人は比較的‟いいね”とはいうものの、昔は破傷風とかがあり、足裏を切る事に対して危惧する人は多い。これは理解できます。ただ、日本人トップ選手の言っている怪我は、衝撃に対する怪我の事を意味しているのです。要はクッションなしでは走れないという。これって実はアスリートとしてはとても恥ずかしい事だと思います。分かりやすくするために極端な話をしますが、もし競輪の選手が、”補助”輪無いと自転車乗るの怖い! って言ったらどう思いますか? ちょっと恥ずかしいですよね。乗り始めの子どもだったら、まあオッケーってなるかもですが。人の身体には裸足で走れるだけの充分な機能は備わっています。ただ、長い距離や硬い路面を走るにはそれなりに身体の機能が発達してくる必要があり、また動きも洗練される必要がある。アスファルトだから無理っていうこの思考回路停止状態はなんとかならないものでしょうか? アスファルトは難しい!っていう風になってもらえたらなぁと思います。因みに、アスファルトよりはトレイルの方がもっと難しいし、トレイルよりは本当の自然の中の方がもっと難しいんです。これもやってみればわかります。自然っていう意味を勘違いして、芝生をイメージする人が多くいますが、どこの自然界にあんなフカフカで均一の芝生が存在するのでしょうか?

因みに自分自身もまだ裸足でフルマラソンを走ったことはありません。走りがまだまだだからです。それぐらい子供の頃にやっていないと時間がかかるんだと思います。個人差も当然ありますが。

ただ、日本人トップ選手でも全員が全員同じ答えを出すわけじゃなく、恐らく福士加代子に聞いたら、‟いいね” か、‟面白いね” ぐらいな感じで返答が来るような気がします。それは彼女の走りや性格をみていて思います。感覚的な所をどれぐらい持っているのか。だと思います。

日本は良くも悪くも物があふれかえっているので、そういった感覚的な要素が失いやすいんだと思います。いわゆる平和ボケっていうやつですね。これは若い世代ほど顕著に出ます。

昨日のアメフトVSラグビーの怪我の記事、実はあれ過去最高アクセスを記録しました。全くの専門外分野にも関わらず。ただ、あの記事に入っているメッセージはかなり大切な事。動きを身に着けるという意味では出来るだけ何も付けずに自分の身体の感覚を使って練習することが必要だということです。特に足裏は圧力を感知するセンサーがいっぱいある場所。そのセンサーを使わず運動をするという事は、大袈裟に言えば痛み止めの注射を打って運動し続けるような事。そういった事が理解できない人の割合が段々増えてきているのが残念です。

そして研究関連のコメントもよくされますが、感覚的なところはそんな簡単に数値で出てきません。しかも数値を見たところで選手が感覚を上手く使えるようにはならないと思います。凄く上から色々言われますが、研究する人もどうせなら、その動きを実際にやってみるべきだと思います。裸足ランニングで有名になったDr. Libermanも言っている事が以前より遥かに本質をつくコメントが多くなってきています。これも彼が実際に裸足で走って身体で動きを身に着け始めているからだと思います。やらずにあーだこーだいう人が多すぎる。頭でっかちにならないように気を付けたいものですね。

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