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トレイルランニング問題!

最近本当によく目にするようになったトレイルランニング=トレラン問題。自分が普及しているのは裸足ランなので直接関係しているわけではないが、多くの裸足やベアフット系シューズを取り入れているランナーにトレイルをメインでやっている人が多いのも事実。実際にトレイルのイベントもしている。

良く聞かれます。吉野さんはどう思いますか? って。。。 まあどう思うかは自由なので自由に書いておこうかなぁ。炎上させないでくださいね。 皆それぞれ考え方があるわけなんで。これに関しては何が正しいとかはないですから。

1 そもそもトレランってはっきり分けられているけど、自分が見ている限り、トレイルランナーの多くは殆ど歩いている気がします。そもそも登りは全部歩くし、下りで、しかも走れそうな所だけ走る。 ハイカーや子供達も突然走ったりする事もある。何を基準にトレイルランナー? 格好?? 日本では格好があまりにも皆一緒になっている。本当にこれは最初はビックリしました。結果的に自分もそんな感じになりつつもあるからそんな自分にもビックリするけど。アメリカにいた時はよっぽどの高山にでも行かない限りは水とちょっとした補給食だけ持って走ってました。

2 挨拶
山に入ったら必ず挨拶。 これもちょっと自分はなぁ。勿論山に入って、人に会ったら自然と声が出る事は多々あるけど、挨拶なんて強制でするものなのかなぁ? 自分は基本は目があったりしたらしていますが。 無理矢理はしません。高尾山とか皆どうしているんですかね。 ずっとこんにちは、こんにちはって言い続けるんでしょうか。。。 これは山に限らず、自然の中で人が少ない所にいたら自然と挨拶する確率が上がるだけなのでは? なんか見ていると、山に入った瞬間から挨拶しなくっちゃ!みたいな。。。

3 ソーシャルメディア
自分も裸足ランをやっているから思うのだが、本当だったら小さな文句とかつぶやき程度の事が大きな問題に発展してしまう事が最近は多い。色んな問題が起きているとは言われているが、言ったもん勝ちになってきてるだけな気がしています。モンスターペアレントが一時問題になっていましたが、あんな感じでしょうか。これは自分も同じような悩みを抱えています。一人一人の声が簡単に届きすぎてしまう。取捨選択をしていかないといけないんです。難しいですが。全ての問題を解決しるなんて出来ませんしリスクは0には出来ませんからね。みんなそれなりに妥協しながら上手くやればいいのでは?
もう一つソーシャルメディアで気になるのは、基本皆似た様な人が繋がっていたりするため、ある一つの問題が何度も何度も流れてしまい、必要以上に大きな問題に思えてしまう。だから全く関係無い人からみたら本当に些細な問題でも、もの凄い問題化してきているような錯覚に陥るような気がしています。

4 ルール
山に行くのにもルールがいるようになってしまう時代が来るのか? 確かに決まりを作ってしまえば楽かもしれない。でも何でもかんでもルールにされたのではたまらない。ルールが多ければ多いほど、考える力がなくなると思います。自分の危機管理能力を上げる方を考えて欲しい。

5 スピードの出し過ぎ
猛スピードで走るランナーがもの凄い至近距離で駆け抜けていくのは確かに危ない。それは分かるし、車と一緒でスピード出せば出す程、何かあった時のリスクは大きい。特に危険な場所では。 でもハイカーが驚くというのは。。。 自然の中に入ればいつどこから何が出て来るかなんて分からなくないですか? 猪や鹿や場合によっては熊など。ましてやトレイルランナーの多くの走り方は(特に下りは)雑でもの凄い足音が聞こえる事が殆ど。なので、自分は普通に歩いている時に、突然誰かが後ろから走ってきてビックリという事は殆どない気がします。ボケーっとしている本人もどうかと思います。勿論、ランナーからぶつかっていったらこれは障害事件ぐらいの問題ですけどね。でもこれは山とかは関係ない話。どこにいても自分からぶつかっていったら駄目なのは一緒じゃないですか? 道が狭いから? だったら公動でも狭い所はいっぱいあるからあれと同じ問題? 落ちるから? んじゃ横に深い溝がある場合と同じ?
で、スピードをどうやってそもそも制限するんでしょうか。制限速度の看板を立てますか? 飛ばせそうな所にスピードメーターつけて監視しますか? コーナリングには鏡を設けますか? ハイカーだろうとランナーだろうと臨機応変に対応するだけな気がしてなりません。

6 自然の保護
土が削れるとかいいますが、だったら裸足やそれに近い状態で丁寧に走ればいいのでは? 走りが良ければ良い程、土の削れる量は減ります。まあでも自然の保護は一番難しいかなぁ。ゴミを持ち帰るとかなら簡単ですが。自然が再生する速度と破壊する速度と。まあでも、そもそも人間がこれだけ破壊しておきながら、あんまり説得力が無い気がしますが。不必要な物がこれだけ溢れ返っているこの世の中で。走りが雑であればある程、走る距離が長ければ長い程破壊されるのであれば、1人辺りの走れる距離を制限しますか??? そんなアホな? ってなりますよね?

7 集団の規制
これは砧公園の使用でももめた話。集団は他のお客様の迷惑になりますのでお断りします。 でも子供達の遠足は大丈夫って言われて。。。 なんだそれ。そして集団の人数に特に人数が決まっているわけでもなく。因みに、トレランに関してはどうせ人がいるなら集団でいてくれた方が効率がいい。道を譲る時も譲ってもらう時も集団でいてくれれば一気に抜かしたり、抜かしてもらったりできるから。変にばらけられているほうが面倒。

8 解決策
臨機応変に対応する能力と危機管理能力を身につける。これに限ると思っています。この能力が現代人にもの凄く欠けてきているのが一番の問題な気がします。決まりなどを増やせば増やす程もっとこの能力が退化していくような気がします。これを解決出来る方法は、1 最低限の武道的な動きを身につける。(自分は身につけてはいませんが) 2 Wild and Native の授業を受ける。(自分は受けた事ありませんが)
1は、人がぶつかって来た時や、転倒したり、滑落した時にダメージを最小限にする動きを身につけるため

2は、遭難しても自然の中には自分達が生きていくための必要な物が実は溢れている事にきづき、生き残れるようにするため。地図も持たなくても、太陽が風、雲など自然にあるものを利用し自分の感覚で移動する能力も身につけておく。自然の中での寝床の作り方や、何が食べれて、何が食べれないかを見分ける力など。

今の人達に必要なのはこういった事の習得なんだと思います。と言いたい放題言いましたが、本当にこのトレラン問題いったいどんな方向に向かっていくのか心配です。今まで通りとはいかなくなってしまってきているんでしょうね。決まりが一杯できたら嫌だなぁ。。。まあこれだけ人がいて、道も基本は人1人通れるだけの狭さの道が多いから人気が出れば当然色んな問題が出て来るんだろうけど。 自分はそこまで行かないからおおきな影響は受けないけど、トレランをメインにやっている人達にとってみればかなり重大な問題ですね。 先行きが気になります。

それでは今日もブログの応援宜しくお願いします。今日の記事はちょっと顰蹙かなぁ。。。

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全てのランナーに裸足ランニングをトレーニングの一部としてでも取り入れてもらい、効率良く怪我をしない走りを身につけてもらいたい。ただそれだけです。

4 Comments

  1. Run Run · 2014年9月29日 Reply

    第1回上州武尊山スカイビュー・ウルトラトレイルで走者が高齢の登山者を突き飛ばしたという話がでています。高齢者では耳も悪く、反応も遅いでしょう。それなのに「ボケーっとしている本人もどうかと思います。」というのはどうでしょう?吉野さんはこのような話を聞いてもまだこの持論を展開なさるんですか?

    • Yoshi · 2014年9月29日 Reply

      Run Runさん コメント有難うございます。 今読み返しましたが、ちょっと過剰に書きすぎてました。大変失礼しました。 ただ、自分としては、なんでもすぐに禁止にしてしまう風潮は良くないと思っています。自分が伝えたかったのは、ランナーが悪いとかハイカーが悪いとかいう話ではなく、それぞれが出来ることをやって気を付けてやってほしいと思うという事です。 見通しもよく、人も全くいなく、見通しも良く、道幅も広いところがあれば普通にスピードをだして走っても問題はないと思います。 自分に何を決める権限はないのは勿論わかっていますが、交通規制的なものが出来たら残念だなぁと思います。 失礼しました。

  2. 【トレイルラン】山で若くない登山者がランナーに突き飛ばされる | ジョギング速報 · 2015年7月26日 Reply

    […] 6 :名無しさん@おーぷん :2014/09/28(日)23:38:45 ID:R1jExDOeP http://hadashirunning.com/archives/1975 猛スピードで走るランナーがもの凄い至近距離で駆け抜けていくのは確かに危ない。 それは分かる […]

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